日本農薬RCR2017
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2) エネルギー使用量、CO2排出量と水使用量 日本農薬及びニチノーサービスは両社合計のエネルギー使用量を原油換算で前年に比べて3.2%削減しました。またエネルギー消費に伴うCO2排出量も5.7%削減しました。これは製造の外部委託等により、生産量が減少したこと等によるものです。 なお、水の使用量は生産品目の変化等により15%増加しました。3) 大気への排出量 ニチノーサービス鹿島事業所の廃液燃焼設備の稼働により排ガス量が増加し、窒素酸化物(NOx)の排出量が前年に比べて23.1%増加しました。硫黄酸化物(SOx)とばいじんの排出量は共に低い値で推移しています。4) 廃棄物の状況(1)廃棄物の発生量 ニチノーサービス鹿島事業所では自社での廃液処理を進めたことで、前年度に6割以上を占めたアルカリ廃液が5割以下まで削減され、廃棄物の総発生量は前年に比べて11.1%削減されました。(2)最終処分量の削減 各事業所では廃棄物を分別し、リデュース、リユース、リサイクルの3Rによる最終処分量の削減に努めました。 金属くずや段ボールの減少によりリサイクル量は前年に比べて11.6%減少し、最終処分量は0.6%削減しました。なお、リサイクル率*は前年に比べて1.4ポイント低下しました。今後も最終処分量削減によるリサイクル率の向上に努めます。*リサイクル率=(リサイクル量)/(リサイクル量+最終処分量)×100(3)処理委託先の調査と確認 廃棄物を適正に処理できる委託業者を選定すると共に、最終処分場の調査・確認も継続しています。(4)PCB廃棄物 高濃度PCB廃棄物及び微量PCB含有廃棄物*は漏洩防止対策を講じて厳重に保管し、計画的に処理を進めています。* PCB製造中止以降に製造された電気機器の廃棄物で、意図されずに微量のPCBが含まれるもの。(年度)2012201320152014201616,00012,0008,0004,0000製品量・エネルギー使用量・水使用量とCO2排出量の推移1,2009006003000製品量水使用量エネルギー使用量エネルギー使用量(原油換算㎘)、CO2排出量(t)、製品量(t)水使用量(千 )m3CO2排出量13,123 11,910 11,404 9,830 9,005 11,209 11,264 13,101 11,199 10,565 6,606 6,014 6,774 5,606 5,427 227196244168192(年度)NOx・SOx・ばいじん排出量(t)20122013201420152016201510509.811.89.43.24.03.24.00.80.80.81.00.40.80.42.3NOxSOx ばいじん4,8515,3864,1084,2333,7631,3831,0791,16094983917630013914514489788987858,0006,0004,0002,000020122013201420152016廃棄物発生量・リサイクル量・最終処分量(t)リサイクル率(%)1007550250(年度)廃棄物発生量   リサイクル量最終処分量    リサイクル率47%24%13%3%2%2%1%8%アルカリ廃液廃油汚泥金属くず廃プラスチック紙くずダンボールその他廃棄物の構成2016年度2015年度環境保全RESPONSIBLE CARE REPORT 201714

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