日本農薬RCR2017
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社会との係わり21) 地域との係わり①河内長野市民大学講座くろまろ塾* 河内長野市民大学くろまろ塾認定講座として塾生の皆さんを所内見学で受け入れました。殆どが現役を引退された河内長野市民の方々で希望者多数のため20名ずつ午前・午後の2回に分けて実施しました。くろまろ塾として認定されたイベントは毎日のように行われていますが市内企業見学は当社が最初の開催となりました。見学者の中には当社の水虫薬を使っている方がいらっしゃり、地元で開発された薬であることを紹介すると驚かれていました。今後も地域との交流を深めていきたいと思っています。* 高向(河内長野市内)出身の一族で、小野妹子に従って留学生として隋に渡り、後に国政の最高顧問である国博士となった高向玄理(たかむこ の くろまろ)に因み、学びの象徴として名づけられた。 河内長野市民大学講座くろまろ塾の開催(総合研究所 2016年2月12日)②グラウンドの開放 2014年度より、東日本大震災以降のグラウンド不足に対応するため、ニチノーサービス福島事業所では工場敷地内のグラウンドを貸し出しています。本年度は少年野球等に41回ご利用頂きました。③出張授業の開催 次世代の皆さんに放射性同位元素や原子力発電所への正しい知識を持ってもらいたいとの思いから、当社を含む化学品、製薬会社の放射線安全管理者が中心となって放射線に関する授業を企画。大阪の中学校で実施され、5回目となる今回は総合研究所から2名の専門家を派遣しました。 1年生には放射線の基礎を講演し、2年生には実習を中心とした授業を実施しました。楽しい講演や実験を通じて、少しでも放射線に興味を持ち、正しい知識を得るための勉強のきっかけとなることを期待しています。④西淀川菜の花プロジェクト*への協力 前年に引き続き「ニシヨドガワ ノラシゴト」がニチノーサービス大阪事業所で行われました。本年度に予定していたイベントは雨天中止が続きましたが、8月に管理を引き継いだ日本農薬大阪事業所で収穫しておいた種の選別、焙煎、搾油を行いました。約2年にわたり続けてきた「ニシヨドガワ ノラシゴト」はこのイベントをもって終了となりました。都会の中でなかなか土に触れることが少ない親子に栽培と遊びの機会を提供し、地域で安全・安心な土づくり、地域づくりへ意識を高めて頂きました。* 地域の空き地や休耕田で菜の花を育て、収穫したなたね油を料理に使った後に、廃油として回収し、環境にやさしい代替燃料として再利用しようという試み。2) ステークホルダーとの関係①見学者の受け入れ 本年度は、ニチノーサービス大阪事業所の閉鎖等により前年度に比べ13%減少しましたが、総合研究所、長沼ナーセリー及びニチノーサービス合計で1,716名の見学者を受け入れました。見学会では施設見学の他に説明や研修を実施して農薬に対する理解を深めて頂きました。なお、総合研究所では1993年の開所以来、見学者数が通算15,000名に達しました。②近隣の方々との意見交換 総合研究所及びニチノーサービス佐賀事業所では、事業活動における環境への取り組み等に関して所在地の自治体や近隣の方々との意見交換を行いました。(年度)(2,065)(2,295)(1,926)(1,963)(1,716)2,5002,0001,5001,000500020152016201420132012見学者数(人)総合研究所長沼ナーセリー二チノーサービス福島二チノーサービス鹿島二チノーサービス大阪二チノーサービス佐賀 出張授業(2017年1月12日)社会との対話RESPONSIBLE CARE REPORT 201724

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