NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2017年10月17日の記事

今日は須坂市のシナノゴールドという品種のりんご圃場にて、収穫作業をしながらシンクイムシ類の調査です。

りんご収穫作業の様子
[写真:りんご収穫作業の様子]

この日の調査のために、先生役として大阪にある当社の総合研究所から昆虫グループの研究員に来てもらいました。
東京支店からは6名のセールスが集まりましたが、みんなシンクイムシ類の調査をしたことがないので、勉強をしながらの作業になります。
木ごとに収穫をして調査場所に運び、まずは果実にあるシンクイムシの侵入痕を探します。

シンクイムシ調査の様子
[写真:シンクイムシ調査の様子]

この侵入痕が非常に小さいので見落とさないように気を付けなければなりません。
侵入痕を見つけたら、その部分をナイフで裁断して、実際にシンクイムシが果実の中に入っていたのかを確認します。
侵入痕のように見えても、実際に切ってみるとただのキズの場合もあります。
作業初めは四苦八苦しながらでしたが、後半になると慣れてきたため、かなり素早く判断できるようになりました。
しっかりと薬剤を散布した木ではシンクイムシの被害はある程度抑えられていましたが、薬剤を散布していない木では3割以上の被害果が見られ、非常にやっかいな害虫であることを再認識しました。
今回の経験をもとに、来年はシンクイムシ類をしっかりと防除できるような提案と試験を行っていきたいと思います。
今回収穫したシナノゴールドはみんなでおいしくいただきました。

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