明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2018年3月8日の記事

【2017年 安曇野りんご栽培日誌 10~11月】

2017年に実施した安曇野でのりんご栽培の様子まとめ、第5弾(最終回)です。

2017年10月6
この日は果実にきれいな赤色を付けるための着色管理を行った。
この着色管理という作業は、果実に日光が当たりやすくするための「葉摘み」、そして果実の日陰面にも日光が当たるように「玉まわし」である。
初めての作業であり、かなり苦戦した。
特に「玉まわし」をする際にまわしすぎて果実を落としてしまう事故が頻発してしまった。

着色管理の様子
[写真:着色管理の様子]

2017年10月18
10月6日に続いて着色管理を実施した。
前回よりは上手にできていると思われる。
スーパーに並んでも違和感がないくらいに着色が進んできた。
生産者と話をして収穫時期の相談をした。
11月中旬~下旬の収穫が一番おいしいとのことなので、それに合わせて収穫のスケジュールを組むことにした。

当日のりんごの様子
[写真:当日のりんごの様子]

2017年10月31
10月中に2週連続で台風が日本付近を通過した。
非常に心配だったが、落果したのは1樹あたり8果程度であったので、大きな被害にならず一安心である。
りんごを生産する上で台風の発生は非常に心臓に悪い…。

台風で落下した果実
[写真:台風で落下した果実]

2017年11月21
待望の収穫作業の日である。
当社の社員5名で、収穫、選果、箱詰め、発送を行った。
色付きが若干粗いもの、台風の影響で少しキズが入っているものもあったが、初年度にしては上々の出来だと思いたい。

選果の様子
[写真:選果の様子]

この1年の活動を通して、長野県でのりんご生産のことを少しは知れたと思う。
2018年度はこの経験を活かして、より農家さんのためになる提案や活動を行っていきたい。

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