日本農薬株式会社 「農業 × 人材 × 未来」 RECRUITING

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農薬の基礎知識ABCs of Agrochemicals

なぜ農薬が使われるの?植物を育てていると、病気、害虫、雑草など植物を害する生物が発生することは、皆さんもよくご存知だと思います。私たちが毎日食べる農作物ももちろん例外ではありません。田んぼや畑などの農耕地では効率的に農作物を作るために、同種の作物を広範囲に栽培しています。そのため、農耕地は生態系が非常に不安定でさまざまな病害虫や雑草が発生しやすい場所になっています。高温多湿の日本では、とりわけその傾向が強いといえるでしょう。
この病害虫の被害を抑える手段として登場したのが「農薬」です。農作物をこれら有害な生物から保護し、収穫量や品質の維持、また商品価値を高めるために農薬は使われています。

農薬を使用しない場合の病害虫・雑草による収穫量の割合

もし農薬がなかったら?もし農薬がなかったら、どうなるのでしょうか。
農薬は、収穫量の増大や農作業の効率化に貢献していますが、豊かな日本の都会に暮らす人々にとって、農薬の“貢献”を実感する場面はほとんどないでしょう。しかし、農薬を使用しないと生産が困難な農作物があります。野菜や果物は、農薬を使用しない場合の被害が大きく、リンゴやモモの収穫量はほとんどゼロだったり、キャベツやキュウリは60%もの減収になるという結果が出ています。
また、世界には食糧難に苦しむ国々が多くあります。人口の増加に伴い、将来的には食糧供給がひっ迫するといわれています。地球上の耕地面積拡大には限界があります。その限られた耕作地で安定して食糧を確保していくために、農薬は欠かすことのできない役割を果たしているのです。

安全を優先した農薬開発農薬には国による登録制度が設けられ、その製造・販売・使用は、農薬取締法にもとづき厳しく規制されています。農薬は、食べ物の生産に使われ、使用する場所も田や畑という開放された環境だけに、病害虫や雑草への効果や薬害試験の結果だけではなく、環境に対しても様々な安全性評価試験が要求され、毒性、残留性について厳しい審査が行われています。環境への安全性を確保するという意味で、私たちが服用する医薬品以上に厳しく評価されているともいえます。
そのような時代にあって農薬の研究開発は安全性の向上と環境への影響を配慮したものへと大きく変化し、農薬をめぐるビジネスは、自然という非常に大きなものに関わりつつ、食の確保と安全、環境の保全を同時に実現するという祟高な仕事であるといえるでしょう。さらに良いものを生み出し、世界に貢献する。それが私たち農薬メーカーの使命です。

残留農薬の安全性を確保するしくみ 【安全係数】動物実験から求められた無毒性量に、安全係数をかけて一日摂取許容量を決めます。 【ADI】国民栄養調査をもとに各農作物から摂取する残留農薬の量が一日摂取許容量を超えないように、残留農薬実態調査を参考にして農作物ごとに基準値を設定していきます。

【安全係数】動物実験から求められた無毒性量に、安全係数をかけて一日摂取許容量を決めます。

【ADI】国民栄養調査をもとに各農作物から摂取する残留農薬の量が一日摂取許容量を超えないように、残留農薬実態調査を参考にして農作物ごとに基準値を設定していきます。

残留農薬とは?農薬は、病害虫や雑草などの防除、作物の生理機能の抑制などを目的として農作物に散布されますが、目的とした作用を発揮した後、ただちに消失するわけではありません。このため作物に付着した農薬が収穫された農作物に残り、これが人の口に入ったり、農薬が残っている農作物が家畜の飼料として利用され、ミルクや食肉を通して人の口に入ることも考えられます。このように農薬を使用した結果、作物などに残った農薬を「残留農薬」といいます。
農薬の使用にあたっては、残留基準を超えないように、さらに対象作物ごとに使用量、使用方法を決め、作物への薬害、周辺環境への影響など、様々な要素を考慮しています。