日本農薬株式会社 「農業 × 人材 × 未来」 RECRUITING

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市場流通への最終関門、農薬登録を担う
S.H.

市場開発本部
登録部 海外登録グループ
2010年入社
生命環境科学研究科応用生命科学専攻修了

就職活動当初は、職種にこだわらずさまざまな企業、職種を調べた。しかし、研究職以外、働いているイメージがわかなかったため、研究職として日本農薬に入社。休日は、ジムに通ったり、妻とショッピングへ出掛けたりして過ごす。

安全性の証明

農薬は、なぜ安全なのか?それは、私たち農薬メーカーが、開発段階において、様々な試験を行い、人の健康や、農作物への影響、環境への影響を徹底的に調べていることが一つ。もう一つが、国がそれらのデータを基に、農作物や人、環境に影響を及ぼさない使い方を定め、それが守られることで、農作物への残留農薬も人の健康に影響が出ない量に管理されるからです。この状態を確認して始めて農薬として登録されます。

登録ユニットは、この農薬登録の申請業務を担う部署で、日本国内における登録申請業務を担う「国内チーム」と世界各国の登録業務を担当する「海外チーム」、登録申請にかかわる各種試験について総合研究所や委託試験機関との技術的なやり取りを担う「技術統括チーム」に分かれており、私は国内チームに所属しています。

日本で農薬を販売するには、事前に農薬取締法に基づき国の登録を受ける必要があり、総合研究所などで実施した「薬効に関する試験成績」「薬害に関する試験成績」「毒性に関する試験成績」等、数十項目に及ぶ試験データを整え、独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)へ申請します。新規剤の場合、申請から登録までには、最短でも2年半という時間が必要です。

本質を理解する

農薬の安全性を図る基準の一つに「一日摂取許容量」というものがあります。これは、人が食品を介し農薬を一生涯にわたって毎日摂り続けても、健康上なんら悪影響がないと考えられる一日あたりの摂取量の上限を意味し、食品の残留農薬基準などを決めるもとになります。この値はラットやマウスに実施した毒性試験の結果から算出されるのですが、必要な試験の種類や試験方法が厳密に決まっています。これは一例ですが、このように、農薬登録に関するレギュレーションは、国によって細かく決められていて、登録ユニットのメンバーは、そのすべてを記憶しておくだけでなく、そのデータを必要とする背景や意図にまで精通しておく必要があります。なぜなら、刻々と変化していくレギュレーションに対応するためにも、申請にあたってFAMICから出てくる疑問に迅速、かつ的確に答えるためにも、レギュレーションの本質を理解していないと、応用が効かないからです。

しかし、その域に達するのは容易ではありません。私自身、まだ道半ばであり、日々勉強だと感じつつ業務にあたっています。でも、このハードルの高さが、励みにもなっています。

研究職を離れて

私は、総合研究所で毒性試験を行う研究職から2012年に現職へ異動してきました。正直なところ、異動を知った当初は、研究職から離れることに戸惑いを感じました。しかし、登録業務に携わってみると、研究所にいたときにはぼんやりとしていた農薬開発という大きな流れを改めて認識し、農薬の安全性について、より深く知るきっかけになったと思っています。

毒性試験に携わっていたときも、農薬の安全性を担保する重要な業務だという意識はありました。ただ、当時、私が担当していた試験は農薬登録に際して国が求めるデータの一部でしかなく、現職に異動してから、膨大な試験データと格闘する中で、人や環境の安全を守ることに国や企業がどれだけ神経を使っているのか、肌で知ることができたのです。この感覚は、農薬メーカーで働く上で、とても大切なものだと思います。

今では、登録ユニットへ異動したことは、自分にとってプラスになっていると実感できています。また、今後は、海外における登録業務にも挑戦してみたいと考えています。

大学ではアイスホッケー部に所属し、汗を流していました。写真は大学4年生の頃(前列左端)。

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