日本農薬RCR2017
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*レスポンシブル・ケアとは 化学物質を扱うそれぞれの企業が化学物質の研究開発から製造、販売、物流、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至る全ての過程において、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表して社会との対話・コミュニケーションを行う活動をレスポンシブル・ケア(Responsible Care)といいます。 活動を通じて化学製品をライフサイクルに渡って安全に管理し、化学製品によって生活の質の改善や持続的発展に貢献するため、世界の化学産業が統合的に推進している取り組みです。 レスポンシブル・ケア活動は「環境保全」、「労働安全衛生」、「保安防災」、「物流安全」、「化学品・製品安全」、及び「社会との対話」の6つの項目からなり、PDCA(Plan→Do→Check→Act)を継続してレベルアップを図ります。トップメッセージ日本農薬株式会社~生命と緑の未来のために~ 当社は我が国初の農薬専業メーカーとして創業してから89年目を迎えました。農薬は食料生産・増産に不可欠な農業資材の一つであり、当社グループでは安全で安定的な食の確保ならびに豊かな生活を守ることを使命として、技術革新による新たな価値の創造にチャレンジを続けております。「日農グループビジョン」の実現に向け、中期経営計画(2016年度~2018年度)の中間年として、ビジネスの枠組み構築に取り組み、業容の拡大を図るとともに、環境と安全・健康に十分配慮した公正で活力ある事業活動を進め全てのステークホルダーの信頼に応えて参ります。~ 日農グループビジョン「Nichino Group ‒ Growing Global 世界で戦える優良企業へ」~☆ 作物保護や生活環境改善など、これまで農薬化学事業で培ってきた技術をさらに高めることにより人類の未来に貢献する企業グループを目指します。☆ 2021年度に売上高1千億円、最終的には世界でトップ10(売上高2千億円以上)に入る研究開発型企業を目指します。~ 中期経営計画「Advance to Growing Global 2018(AGG2018)グローバル企業への前進」の基本方針~ 当社は「新規農薬などの新たな価値を継続的に提供することによって社会に貢献する」という理念のもと、「成長戦略の推進」・「収益力の向上」・「事業基盤の強化」を3本柱として「事業拡大への取り組み」を実行します。 また、これら基本理念を実現していく当社グループがどのような企業集団であるかを示すコーポレートステートメントは「Chemical Innovator for Crop & Life」であります。 自らがビジネスの枠組みを創造・提供する事業開発を推進することにより中期経営計画やビジョン達成を目指して参ります。~当社のレスポンシブル・ケア*体制~ 当社は化学製品を取り扱う企業として社会的信頼性の向上を目指し、レスポンシブル・ケア活動にグループ企業とも一体となって取り組んでおります。~最後に~ 今年も皆様とのコミュニケーションを深めるためにレスポンシブル・ケアレポート2017をお届けいたします。本冊子は2016年度の環境・安全・健康に関する活動をまとめたものです。当社グループの取り組みと成果をご覧いただき当社へのご理解を深めていただくとともに、一層のご支援と忌憚のないご意見を頂戴できれば幸いです。 2017年3月代表取締役社長トップメッセージRESPONSIBLE CARE REPORT 20172

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