Message

生きるため、大地を耕す。

人間の単純な営みのはずが、
食に関する課題は絶えない。

農業は、期待されている。
効率的な農業と確かな収量確保を。

だからこそ、Nichinoは挑戦し続けてきた。

一握りの可能性にかけて、
研究員のフラスコを持つ手から
営業員の土に塗れた手から
この世界の未来に向けて、種をまく。

誇りとやりがいを持って、我々の使命を果たしたい。

すべては、未来の食を守るために……

種をまき、未来を耕す。

我々の挑戦は続く。

Interview

世界の農業を強力にサポートする、

新農薬を世界市場に届けたい。

合成研究(探索)

新規農薬原体の探索合成を担う。創薬の長いレンジの中で、探索ステージから開発ステージへ、実験レベルからプロセスレベルへ、創薬ステージを上げるのが主なミッション。

Interview#01

My Work

課題解決の地道な取り組みが実を結ぶ
0から1を生み出す合成研究の現場

合成グループの役割は、殺虫、殺菌、除草効果のある新規化合物を生み出すことです。その中で、私は殺虫剤の探索合成を担当しています。化合物のデザインを行い、合成法を考え、有機合成により多様な化合物を合成しています。合成した化合物は、生物系担当によって生物活性の有無や作用機序が確認され、さらに有望な化合物は安全性担当による毒性等の評価が行われます。そうした過程で得られたデータから課題を抽出します。そして各担当者とコミュニケーションをとり、ディスカッションを交えながら、課題解決のための新たなデザインと合成を行います。このサイクルを繰り返していくことで、生物活性を高め安全性を確保した新薬を育てていきます。

もちろんその過程では、他社剤との差別化が困難であることや、コストや安全性の問題により、やむを得ず開発中止となるケースもあります。それでも私たちは再び新たな化合物創出に向けて、取り組みを進めていきます。創薬の上流である合成研究は0から1を生み出す仕事。そこにはアイデアとなる化学的知識だけでなく、スピード感を持った研究遂行能力も必要となります。解決すべき課題は常に山積していますが、将来の上市を目指し、また農家の皆さんが新薬を使用することで、農業が豊かになることを想像し、それを励みに日々奮闘しています。

N.S.

研究本部 総合研究所 合成1グループ(取材時)
現在 : 生産本部 技術部 技術グループ 2014年入社 工学研究科応用化学・生物化学専攻

実家が兼業農家だったこともあり、幼い頃から農業を身近に感じていた。学生時代はフッ素化学の合成研究を専攻。そのスキルが活かせると思ったことが入社のきっかけ。就活中に会った先輩を通じて感じた会社の自由な雰囲気も魅力的だった。また海外展開を積極的に進めており、若い世代でも裁量を持ち、グローバルに活躍できる印象を抱いたことも入社を後押しした。

Interview#02

合成研究は夢がなければ続けられない
強い想いで努力すれば結果に結びつく

殺虫効果の高い生物活性を示した新規化合物に取り組んだときのことは、今でも深く印象に残っています。私が取り組んでいた合成展開と同じ特許が他社から公開されてしまったのです。落胆しましたが、「新農薬を出す」という強い想いで、次のアイデアをチームで考えました。他社の特許を解析し、論文を読み込み、文字通り必死で研究を行いました。特許に抵触しない部分で合成展開の可能性を探ったのです。その結果、以前の化合物の課題を一つクリアできたことは、私にとって大きな成果でした。その展開は最終的に上手くいかなかったものの、そのときの経験は成長のバネになったと感じています。

現在取り組んでいるのは、世界の農業をターゲットにした殺菌剤の開発。特定の菌に対する殺菌作用を示す化合物の創出を目指しています。かつて先輩から「この仕事は夢がなければ続けられない」と言われたことがあります。当時研究に苦戦していた自分の胸に響く言葉でした。強い想いで努力すれば結果に結びつくという私の信念と相通じるところがあり、今後も新規農薬の創出を目指して粘り強く取り組んでいこうと思っています。

Interview#03

世界の食糧問題の課題解決に貢献する
日本と世界の架け橋となる研究者を目指して

将来は、海外に出て研究開発に携わりたいと考えています。今後の農業は、欧米だけでなくアジアや南米、アフリカなど海外市場が一層成長すると思われます。また、人口増加の中、農産物増産のために、農薬は世界の多くの市場で今まで以上に必要とされると考えられます。そんな中、当社は海外展開を積極的に進め、海外グループ企業との関与も増えてきています。特にインドでは、自社原体の製造拠点として「Nichino India Pvt.Ltd.」を子会社化したことで、今後は当総合研究所との連携もさらに密になっていきます。インドは世界の食糧基地ともいえる農産物大国。インドの事業に携わり、両者の架け橋になるような人材になりたいと考えています。

当社の農薬をグローバル市場で展開する一翼を担っていくためには、研究者としてのスキルだけではなく、リーダーシップやマネジメントスキルも求められてくると思います。知識も経験も未熟ですが、目標を見据えて精進し、チャンスを逃さず積極的に手を挙げていきたいです。当社の農薬が世界の市場に受け入れられることは、取りも直さず世界の食糧問題の解決に貢献することだと確信しています。

Message

総合研究所には、新しい農薬を世の中に出すことに強い想いを持っている研究員が多くいます。一人ひとりがさまざまなアイデアを持ち、研究開発を行っています。農薬は食糧増産や安定確保など、社会に大きく貢献するものです。そこには確かなやりがいがあります。社会貢献をしたい気持ちがある人には絶好のフィールドともいえます。さらに、実験そのものを楽しめる人は、当社の研究所での仕事に向いていると思います。

One Day Schedule

  • 8:30出社。メールチェック後、実験開始(一日3反応ほど)
  • 11:00実験内容の報告書作成。報告書は3か月に1報作成
  • 12:45実験。午前中に仕込んだ反応の精製が中心
  • 15:00担当テーマの発表に向けたミーティング。情報共有、課題解決
  • 16:00実験。進捗に合わせて次の反応に取りかかる
  • 18:00実験結果の整理と翌日のスケジュールを確認し退社

Private

週に一度は、スカッシュで汗を流す。普段のオフタイムは、愛娘と過ごす時間が何よりも楽しい。

N.K.