NICHINO 日本農薬株式会社

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水稲・園芸殺虫剤

日農スミチオン乳剤[MEP乳剤]

登録 第5042号
有効成分 MEP…50.0%
RACコード
(作用機構分類)
殺虫[1B]
性状 黄褐色可乳化油状液体
安全性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 4-2石-Ⅲ
有効年限 4年
包装 500㎖×20、5ℓ×4

[特長]

  • ・殺虫スペクトルが広く稲・果樹・果菜・豆類・樹木等の広範囲の害虫に効果を示す。

[適用内容]

←この色で囲まれた部分または赤字の部分が2025年02月10日に適用拡大になりました
2025年02月10日時点の適用内容
作物名
適用病害虫名
希釈倍数
使用液量
使用時期
本剤の使用回数
使用方法
MEPを含む農薬の総使用回数
ニカメイチュウ第1世代
イネハモグリバエ
1000~2000倍
60~150ℓ
/10a
収穫21日前まで
2回以内
散布
3回以内
(種もみへの処理は1回以内、育苗箱散布は1回以内、本田では2回以内)
ニカメイチュウ第2世代
サンカメイチュウ第3世代
800~1000倍
ヒメトビウンカ
カメムシ類
イネツトムシ
イネシンガレセンチュウ
イネドロオイムシ
アブラムシ類
アワヨトウ
1000倍
イネヒメハモグリバエ
2500倍
フタオビコヤガ
2000~4000倍
イネシンガレセンチュウ
1000倍
は種前
1回
6~72時間浸漬
100倍
専用の種子消毒機を用いて乾燥種籾重量の3%の量の希釈液を種籾に吹付け処理又は塗沫処理
ニカメイチュウ
ヒメトビウンカ
カメムシ類
イネハモグリバエ
イネヒメハモグリバエ
フタオビコヤガ
イネツトムシ
30倍
3ℓ/10a
収穫21日前まで
2回以内
空中散布
ニカメイチュウ
カメムシ類
8倍
800mℓ/10a
無人航空機による散布
300倍
25ℓ/10a
散布
稲(箱育苗)
イネシンガレセンチュウ
1000倍
育苗箱(60×30×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当り500mℓ
硬化期~移植前日
1回
育苗箱の上から均一に散布する。
麦類(大麦、小麦を除く)
アブラムシ類
アワヨトウ
ムギキモグリバエ
60~150ℓ/10a
収穫14日前まで
散布
1回
ムギアカタマバエ
ヒメトビウンカ
30倍
3ℓ/10a
空中散布
ヒメトビウンカ
8倍
800mℓ/10a
アブラムシ類
無人航空機による散布
大麦
アブラムシ類
アワヨトウ
ムギキモグリバエ
1000倍
60~150ℓ/10a
収穫7日前まで
散布
ムギアカタマバエ
ヒメトビウンカ
30倍
3ℓ/10a
空中散布
ヒメトビウンカ
8倍
800mℓ/10a
アブラムシ類
無人航空機による散布
小麦
250倍
25ℓ/10a
散布
アブラムシ類
アワヨトウ
ムギキモグリバエ
1000倍
60~150ℓ/10a
ムギアカタマバエ
ヒメトビウンカ
30倍
3ℓ/10a
空中散布
ヒメトビウンカ
8倍
800mℓ/10a
アブラムシ類
無人航空機による散布
とうもろこし
アワノメイガ
カメムシ類
ツマジロクサヨトウ
1000倍
100~300ℓ
/10a
4回以内
散布
4回以内
りんご
アブラムシ類
1000~2000倍
200~700ℓ
/10a
収穫30日前まで
3回以内
3回以内
ナシヒメシンクイ
モモシンクイガ
ハマキムシ類
ナシグンバイ
アメリカシロヒトリ
1000倍
クワコナカイガラムシ
1500倍
なし(有袋栽培)
アブラムシ類
1000~2000倍
収穫14日前まで
6回以内
6回以内
シンクイムシ類
ハマキムシ類
ナシグンバイ
ナシホソガ
ナシチビガ
カメムシ類
アメリカシロヒトリ
1000倍
クワコナカイガラムシ
1500倍
なし(無袋栽培)
アブラムシ類
1000~2000倍
収穫21日前まで
シンクイムシ類
ハマキムシ類
ナシグンバイ
ナシホソガ
ナシチビガ
カメムシ類
アメリカシロヒトリ
1000倍
クワコナカイガラムシ
1500倍
かき
ハマキムシ類
カキノヘタムシガ
カキホソガ
フジコナカイガラムシ
オオワタコナカイガラムシ
カメムシ類
イラガ類
アメリカシロヒトリ
ミノガ類若齢幼虫
1000倍
収穫30日前まで
3回以内
3回以内
(樹幹処理は2回以内)
もも
アブラムシ類
モモハモグリガ
ナシヒメシンクイ(心折防止)
1000~2000倍
収穫3日前まで
6回以内
6回以内
(樹幹処理は1回以内)
ナシヒメシンクイ
モモシンクイガ
ハマキムシ類
クワシロカイガラムシ
カメムシ類
1000倍
クビアカツヤカミキリ
成虫発生初期
但し、収穫3日前まで
クワコナカイガラムシ
1500倍
収穫3日前まで
みかん
アブラムシ類
1000~2000倍
収穫14日前まで
5回以内
5回以内
(樹幹処理は1回以内)
ハマキムシ類
サンホーゼカイガラムシ
アザミウマ類
カメムシ類
カネタタキ
ミカンツボミタマバエ
ケシキスイ類
コアオハナムグリ
フラーバラゾウムシ
ミカンキジラミ
コナカイガラムシ類
1000倍
ケシキスイ類
コアオハナムグリ
アザミウマ類
10倍
5ℓ/10a
無人航空機による散布
かんきつ(みかんを除く)
アブラムシ類
1000~2000倍
200~700ℓ/10a
3回以内
散布
3回以内
(樹幹処理は1回以内)
ハマキムシ類
サンホーゼカイガラムシ
アザミウマ類
カメムシ類
カネタタキ
ミカンツボミタマバエ
ケシキスイ類
コアオハナムグリ
フラーバラゾウムシ
ミカンキジラミ
コナカイガラムシ類
1000倍
大粒種ぶどう
アブラムシ類
フタテンヒメヨコバイ
ブドウスカシバ
ブドウトリバ
1000~2000倍
収穫21日前まで
2回以内
4回以内
(収穫終了後から萌芽までは2回以内、萌芽後は2回以内)
ハマキムシ類
ブドウトラカミキリ
キンケクチブトゾウムシ成虫
1000倍
クワコナカイガラムシ
1500倍
小粒種ぶどう
アブラムシ類
フタテンヒメヨコバイ
ブドウスカシバ
ブドウトリバ
1000~2000倍
収穫90日前まで
ハマキムシ類
ブドウトラカミキリ
キンケクチブトゾウムシ成虫
1000倍
クワコナカイガラムシ
1500倍
おうとう
アブラムシ類
1000~2000倍
収穫14日前まで
2回以内
(樹幹処理及び灌注処理は合計1回以内)
ハマキムシ類
ナシグンバイ
アメリカシロヒトリ
1000倍
うめ
アブラムシ類
1000~2000倍
2回以内
アメリカシロヒトリ
ハマキムシ類
1000倍
クビアカツヤカミキリ
成虫発生初期
但し、収穫14日前まで
オリーブ
オリーブアナアキゾウムシ
50倍
0.3~3ℓ/樹
収穫21日前まで
3回以内
樹幹散布
3回以内
オリーブ(葉)
収穫120日前まで
いちょう(種子)
コウモリガ
ヒメボクトウ
100倍
収穫60日前まで
くり
モモノゴマダラノメイガ
8倍
3ℓ/10a
収穫14日前まで
4回以内
空中散布
4回以内(樹幹処理は1回以内)
いちご
アブラムシ類
2000倍
100~300ℓ
/10a
収穫前日まで
2回以内
散布
2回以内
ほうれんそう
アブラムシ類
ホウレンソウケナガコナダニ
1000~2000倍
収穫21日前まで
てんさい
テンサイトビハムシ
1000倍
収穫14日前まで
にら
ネダニ類
3ℓ/㎡
1回
株元灌注
1回
ねぎ
アブラムシ類
1000~2000倍
100~300ℓ
/10a
2回以内
散布
2回以内
アザミウマ類
700~1000倍
ネギコガ
1000倍
ごぼう
アブラムシ類
フキノメイガ
1000~2000倍
たまねぎ
アブラムシ類
収穫21日前まで
アザミウマ類
700~1000倍
トマト
アブラムシ類
オオニジュウヤホシテントウ
2000倍
収穫前日まで
なす
アブラムシ類
テントウムシダマシ類
1000~2000倍
5回以内
5回以内
きゅうり
メロン
しろうり
アブラムシ類
アザミウマ類
1000倍
すいか
アブラムシ類
1000~2000倍
収穫3日前まで
6回以内
6回以内
アザミウマ類
700~1000倍
かぼちゃ
アブラムシ類
1000~2000倍
収穫14日前まで
3回以内
3回以内
アザミウマ類
700~1000倍
だいず
マメシンクイガ
ダイズサヤタマバエ
シロイチモジマダラメイガ
マメヒメサヤムシガ
カメムシ類
20倍
3ℓ/10a
収穫21日前まで
4回以内
空中散布
4回以内
ダイズサヤタマバエ
シロイチモジマダラメイガ
ダイズサヤムシガ
カメムシ類
ウコンノメイガ
マメシンクイガ
8倍
800mℓ/10a
無人航空機による散布
シロイチモジマダラメイガ
ダイズサヤタマバエ
カメムシ類
マメヒメサヤムシガ
ウコンノメイガ
マメハンミョウ
1000倍
100~300ℓ
/10a
散布
アブラムシ類
1000~2000倍
マメシンクイガ
1000~1500倍
豆類(種実、ただし、だいず、あずき、いんげんまめ、そらまめを除く)、豆類(未成熟、ただし、えだまめ、さやいんげん、未成熟そらまめを除く)
シロイチモジマダラメイガ
ダイズサヤタマバエ
カメムシ類
マメヒメサヤムシガ
1000倍
アブラムシ類
1000~2000倍
マメシンクイガ
1000~1500倍
未成熟そらまめ
シロイチモジマダラメイガ
ダイズサヤタマバエ
カメムシ類
マメヒメサヤムシガ
1000倍
収穫3日前まで
3回以内
3回以内
アブラムシ類
1000~2000倍
マメシンクイガ
1000~1500倍
えだまめ
シロイチモジマダラメイガ
ダイズサヤタマバエ
カメムシ類
マメヒメサヤムシガ
ウコンノメイガ
1000倍
収穫21日前まで
4回以内
4回以内
アブラムシ類
1000~2000倍
マメシンクイガ
1000~1500倍
いんげんまめ
シロイチモジマダラメイガ
インゲンマメゾウムシ
ダイズサヤタマバエ
カメムシ類
マメヒメサヤムシガ
インゲンテントウ
1000倍
アブラムシ類
1000~2000倍
マメシンクイガ
1000~1500倍
さやいんげん
シロイチモジマダラメイガ
ダイズサヤタマバエ
カメムシ類
マメヒメサヤムシガ
インゲンテントウ
1000倍
アブラムシ類
1000~2000倍
マメシンクイガ
1000~1500倍
あずき
アズキノメイガ
シロイチモジマダラメイガ
ダイズサヤタマバエ
カメムシ類
ナミハダニ
マメヒメサヤムシガ
マメホソクチゾウムシ
1000倍
アブラムシ類
250倍
25ℓ/10a
1000~2000倍
100~300ℓ
/10a
マメシンクイガ
1000~1500倍
そらまめ
アブラムシ類
1000倍
収穫3日前まで
3回以内
3回以内
ばれいしょ
250倍
25ℓ/10a
6回以内
6回以内
アブラムシ類
テントウムシダマシ類
1000倍
100~300ℓ
/10a
こんにゃく
アブラムシ類
収穫14日前まで
3回以内
3回以内
かんしょ
イモコガ
アブラムシ類
ヨツモンカメノコハムシ
収穫7日前まで
5回以内
5回以内
うど
アブラムシ類
センノカミキリ
ヒメシロコブゾウムシ
ウドノメイガ
ヨトウムシ
根株養成期
但し収穫150日前まで
4回以内
4回以内
モロヘイヤ
マメコガネ
アザミウマ類
アブラムシ類
カメムシ類
収穫14日前まで
2回以内
2回以内
わらび
ナガゼンマイハバチ
収穫90日前まで
らっきょう
ネダニ類
1000~2000倍
植付前
1回
30分間
種球浸漬
3回以内(植付前は1回以内、植付後は2回以内)
アザミウマ類
1000倍
100~300ℓ
/10a
収穫7日前まで
2回以内
散布
アザミウマ類
ネギハモグリバエ
8倍
1.6ℓ/10a
無人航空機
による散布
せり
アブラムシ類
2000倍
100~300ℓ
/10a
親株養成期
但し収穫45日前まで
散布
2回以内
たらのき
センノカミキリ幼虫
ヒメシロコブゾウムシ
100倍
150~300ℓ
/10a
3~5月株養成期
樹幹散布
コカクモンハマキ
チャノホソガ
700~1000倍
200~400ℓ
/10a
摘採21日前まで
1回
散布
1回
ミノガ類
1000倍
まめ科牧草
ヨコバイ類
アブラムシ類
ウンカ類
ウリハムシモドキ
ゾウムシ類
1000~2000倍
100~300ℓ
/10a
収穫14日前まで
2回以内
2回以内
ムギダニ
1000倍
いね科牧草
ヨコバイ類
アブラムシ類
ウンカ類
ウリハムシモドキ
ゾウムシ類
1000~2000倍
ムギダニ
アワヨトウ
1000倍
飼料用とうもろこし
アブラムシ類
2000倍
収穫30日前まで
セネガ
1000倍
収穫14日前まで
3回以内
3回以内
花き類・観葉植物
アオムシ
バッタ類
ハマキムシ類
アザミウマ類
6回以内
6回以内
ばら
アブラムシ類
1000~2000倍
フラーバラゾウムシ
1000倍
きく
アブラムシ類
1000~2000倍
フラーバラゾウムシ
カメムシ類
ヨトウムシ類
1000倍
カーネーション
アザミウマ類
クロウリハムシ
宿根かすみそう
ハモグリバエ類
りんどう
ヒラズハナアザミウマ
発生初期
アスター
ウリハムシ
ソリダゴ
カメムシ類
スターチス
コガネムシ類
シネラリア
シンクイムシ類
斑入りアマドコロ
コウモリガ
ききょう
ヨトウムシ
樹木類
アメリカシロヒトリ
500~1000倍
200~700ℓ
/10a
フラーバラゾウムシ
アブラムシ類
グンバイムシ類
1000倍
オオハリセンチュウ
500倍
移植前
1回
30分間
根部浸漬
つつじ類
グンバイムシ類
ハマキムシ類
1000倍
200~700ℓ
/10a
6回以内
散布
せんりょう
アザミウマ類
カメムシ類
こでまり
カイガラムシ類
しきみ
クスアナアキゾウムシ
にしきぎ
ケムシ類
しゃりんばい
だいおうしょう
シンクイムシ類
さかき
ハマキムシ類
サカキブチヒメヨコバイ
さくら
クビアカツヤカミキリ
成虫発生初期
さんごじゅ
ワタノメイガ
げっきつ
ミカンキジラミ
たばこ
ヨトウムシ
25~180ℓ/10a
収穫20日前まで
1回
1回
しちとうい
イネクロカメムシ
60~150ℓ/10a
発生初期
2回以内
2回以内
シバツトガ
スジキリヨトウ
0.3~2ℓ/㎡
6回以内
6回以内
コガネムシ類幼虫
3ℓ/㎡
シバオサゾウムシ
幼虫発生期
クワゾウムシ成虫
500~750倍
100~300ℓ
/10a
成虫発生期
作物名
適用場所
適用病害虫名
希釈倍数
使用液量
本剤の使用回数
使用方法
MEPを含む農薬の総使用回数
水田作物、畑作物
(休耕田)
ヨシ、オギ、ススキ、セイタカアワダチソウ等の多年生雑草が優占している休耕田
カメムシ類
1000倍
60~150ℓ
/10a
4回以内
散布
4回以内

[注意事項]

  • ・使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
  • ・ボルドー液と混用する場合は散布直前に行い、できるだけ早く使用する。ただし、その他アルカリ性の強い農薬との混用はさける。
  • ・桃の初期散布(5~6月)には薬害のでることがあるので注意する。
  • ・稲(箱育苗)のイネシンガレセンチュウに使用する場合は下記の事項に注意する。
    • 1)発芽期~緑化期の使用は薬害を生ずるおそれがあるのでさける。
    • 2)軟弱徒長苗、ムレ苗などの場合は薬害を生じるおそれがあるので使用しない。
    • 3)土壌が極端に湿潤な場合は使用しない。
  • ・イネシンガレセンチュウの本田における防除に使用する場合、散布適期は出穂の頃であるので時期を失しないように散布する。なお効果を高めるためには出穂始めとその1週間後の2回散布が望ましい。
  • ・水稲種子の吹き付け処理の場合は、専用の種子消毒機を使用し、乾燥種籾に均一に付着するよう所定薬液を吹き付けて乾燥する。なお処理後、長期間保存する場合には、薬液処理を行ったことを明記し、まちがいのないようにする。
  • ・本剤を本田の水稲に対して希釈倍数300倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用する。
  • ・クワゾウムシに対しては成虫が桑樹に集まる4月下旬から6月頃に散布する。成虫の活動は長期間にわたるので発生状況に応じて追加散布する。
  • ・かきのミノガ類に使用する場合は、幼虫が大きくなると効果が劣るので若令幼虫期に時期を失しないように散布する。
  • ・果樹のカメムシ類に対しては発生に応じて所定使用回数以内で繰返し散布する。
  • ・本剤は自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないように注意する。
  • ・本剤を空中散布及び無人航空機による散布に使用する場合は次の注意を守る。
    • 1)水源池、飲料用水等に本剤が飛散流入しないように十分注意する。
    • 2)散布は各散布機種の散布基準に従って実施する。
    • 3)少量散布(8倍液)の散布には、微量散布装置以外の散布器具は使用しない。
    • 4)無人航空機による散布にあっては散布機種に適合した散布装置を使用する。
    • 5)散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行う。
    • 6)特定の農薬(混用可能が確認されているもの)を除いて原則として他の農薬との混用は行わない。
    • 7)散布終了後は次の事項を守る。
      • (a)使用後の空の容器は放置せず、適切に処理する。
      • (b)機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃棄液は適切に処理する。
  • ・本剤を希釈倍数250倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を利用する。
  • ・梨の早生赤種、りんごの旭及びその近縁種には薬害のでることがあるので使用はさける。
  • ・宿根かすみそうに使用する場合、開花期には薬害を生じることがあるので、この時期の使用はさける。
  • ・あぶらな科作物、さといも、ソルゴには薬害を生ずるおそれがあるので、付近にある場合にはかからないように注意してから散布する。
  • ・ひのきに対しては個体によっては落葉、枯損にいたるおそれがあるので、付近にある場合にはかからないように注意して散布する。
  • ・ほうれんそうに使用する場合、幼苗期には薬害を生ずるおそれがあるので注意する。
  • ・牧草地に散布した場合は、散布直後の放牧はさける。
  • ・まめ科牧草のアルファルファゾウムシに使用する場合は、幼虫発生期~成虫発生初期に散布する。なお、防除適期等については病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • ・かんきつのミカンツボミタマバエに使用する場合は、成虫の発生初期に樹冠部及び主幹部を中心とした樹の内部、樹幹下の地表面に散布するのが効果的である。
  • ・芝のコガネムシ類幼虫に使用する場合は、散布液が土壌中に十分しみ込むようジョロ等で1㎡当り3Lを散布する。
  • ・フラーバラゾウムシ及びミカンキジラミに使用する場合は、植物防疫(事務所)、病害虫防除所等関係機関の指導のもとに実施する。
  • ・ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意する。
    • 1)ミツバチの巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しない。
    • 2)受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさける。
    • 3)関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努める。
  • ・蚕に対して影響があるので、給桑予定している桑葉にかからないようにする。
  • ・適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

[安全使用上の注意事項]

  • ・誤飲などのないよう注意する。
  • ・本剤の解毒剤としては硫酸アトロピン製剤及びPAM製剤が有効であると報告されている。
  • ・眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
  • ・皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
  • ・使用の際は農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
  • ・作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
  • ・かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
  • ・街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。

[水産動植物に対する注意事項]

  • ・水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。本剤を使用した苗は養魚田に移植しない。
  • ・水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に 飛散、流入しないよう注意して使用する。
  • ・空中散布または無人航空機による散布で使用する場合は、河川、養殖池等に飛散しないよう特に注意する。
  • ・散布後は水管理に注意する。
  • ・使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
  • ・浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。

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