ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)
基本的な考え方
当社では、多様な価値観(性別・年齢・国籍・働き方・性的指向や性自認等)を持つ従業員がそれぞれの能力を最大限に発揮できるよう、人事部を事務局とする「ダイバーシティ推進特命事項担当」を設置しています。特命事項担当が中心となってダイバーシティ研修や職場討議を行い、ダイバーシティ確保の重要性や期待される効果についての理解と浸透を推進しています。
そのほか、女性活躍のさらなる推進のための女性向け研修、外国人採用の推進、障がい者の個々の制約を解消するためのバリアフリー化、70歳までの雇用確保に向けた取り組み等を進めています。
行動計画
次代の社会を担う子どもたちが健やかに生まれ、育成される環境の整備を行うための法律「次世代育成支援対策推進法」が2005年に施行され、2016年には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)が施行されました。当社ではそれぞれの法令に則り「行動計画」を策定、公表しています。
女性活躍推進
当社では女性活躍推進の一環として、部長職や課長職への女性従業員の登用を進めています。
2011年4月の女性管理職比率は2.0%でしたが、女性従業員の管理職登用への育成や意識づけ、男性管理職の女性活躍推進に向けた意識改革を推進した結果、2023年3月には8.4%に向上しました。
女性管理職比率の目標数値を2024年4月13%、2030年4月22%と定め、一層の女性活躍を推進します。また、女性従業員比率の向上を目指し、正社員採用者の女性比率も30%を維持していきます。
障がい者雇用
当社では現在7名の障がい者の方が活躍しており、その雇用率は1.67%です。法定雇用率2.3%を下回っているため、今後も障がい者の採用活動と安心して働ける職場環境づくりを推進していきます。
外国人の登用
当社では、グループビジョン「Nichino Group‐Growing Global」の実現に向けた対応を進めています。既に2011年と2021年に外国籍の海外グループ会社社長を当社執行役員に登用しました。引き続き役員としての資質を備えた人財を育成するために、管理職登用や積極採用を継続していきます。
キャリア採用者
「イノベーションは多様性から引き起こされる」との考えから、他社で経験を培った人財を積極的に採用しています。当社従業員のうちキャリア採用者がおよそ1/3を占めており、役員、管理職に占める割合も同程度の比率となっています。引き続き経営人財、特定分野の高度なスキルを持つ研究者、事業拡大のための新領域の専門家、DX人財などのキャリア採用を進めていきます。2023年3月末時点での当社全役職員におけるキャリア採用者の割合は33.6%でした。シニア社員
当社では定年退職後も引き続き当社で活躍できるシニア社員制度を設けています。2023年3月末時点でのシニア社員は48名でした。労働者の男女の賃金の差異(男性の賃金に対する女性の賃金の割合)
全体 | 正社員 | 非正規 |
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74.9% | 83.1% | 65.4% |