水稲殺虫殺菌剤
ブイゲットアドマイヤー粒剤[イミダクロプリド・チアジニル粒剤]

[特長]
- ・育苗箱処理により、いもち病、白葉枯病、水稲主要害虫を同時防除できる。
- ・ブイゲットは稲をいもち病、細菌病にかかり難くする作用性(病害防除機能の増強)を有しており、耐性菌出現リスクが低く、既存剤に耐性のいもち病にも有効で、安定した効果が長期間持続する。また、白葉枯病、もみ枯細菌病等の細菌性病害にも有効である。
- ・アドマイヤーは、高い殺虫効果を示すとともに、幅広い害虫に対して有効であり、優れた防除効果が長期間持続する。
- ・殺虫剤分類:4A、殺菌剤分類:P3
[適用内容]
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2021年10月27日時点の適用内容
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
イミダクロプリドを含む農薬の総使用回数 |
チアジニルを含む農薬の総使用回数 |
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稲 (箱育苗) |
いもち病 白葉枯病 もみ枯細菌病 イネミズゾウムシ イネドロオイムシ ツマグロヨコバイ ウンカ類 イネヒメハモグリバエ イネアザミウマ |
高密度には種する場合は1㎏/10a (育苗箱(30×60×3㎝、使用土壌約5ℓ) 1箱当り50~100g) |
移植2日前~移植当日 |
1回 |
育苗箱中の苗の上から均一に散布する |
3回以内 (移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) |
3回以内 (移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内) |
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育苗箱 (30×60×3cm、使用土壌約 5ℓ) 1箱当り50g |
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内穎褐変病 |
移植当日 |
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高密度には種する場合は1㎏/10a (育苗箱(30×60×3㎝、使用土壌約5ℓ) 1箱当り50~100g) |
[注意事項]
- ・ 使用量に合わせ秤量し、使いきる。
- ・ 育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機で移植する。
- ・ イネ葉が濡れている場合には、散布前に葉に付いている露を払い落としてから薬剤を散布する。
- ・ 軟弱徒長苗、むれ苗又は苗の生育が不良な場合には、薬害を生じるおそれがあるので注意する。
- ・ 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a 当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整する。
- ・ 誤って過剰に使用したり、本剤使用後3日以上移植せずに育苗箱中におくと葉枯れなどの薬害を生じることもあるので、所定の使用量、使用時期、使用方法を厳守する。
- ・ 本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じるおそれがあるので、代かきは丁寧に行い、移植後に田面が露出しないよう注意する。
- ・ きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布する。
- ・ 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
[安全使用上の注意事項]
- ・取扱いには十分注意する。誤って飲み込んだ場合には吐きださせ、直ちに医師の手当を受けさせる。使用中に身体に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当を受ける。
- ・眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
- ・散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。また粉末を吸い込んだりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをする。
- ・かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
[水産動植物に対する注意事項]
- ・水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意する。
- ・散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
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