NICHINO 日本農薬株式会社

文字サイズ

水稲除草剤

テッケン1キロ粒剤[ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤]

登録 第23360号
有効成分 ペノキススラム…0.50%ベンゾビシクロン…2.0%
RACコード
(作用機構分類)
除草[2][27]
性状 類白色細粒
安全性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物
有効年限 4年
包装 1kg×12、10kg×1
販売先系統販売のみ

[特長]

  • ・ペノキススラムにベンゾビシクロンを混合することにより残効性を強化した1キロ粒剤タイプの中・後期除草剤です。
  • ・移植後15日~ノビエ4葉期まで、落水なしで処理可能です。
  • ・ノビエをはじめ、ホタルイや一年生雑草等のSU抵抗性雑草、オモダカ、クログワイなどの多年生雑草に対して高い除草効果を示します。

[適用内容]

←この色で囲まれた部分または赤字の部分が2019年11月06日に適用拡大になりました
2019年11月06日時点の適用内容
作物名
適用雑草名
使用時期
使用量
本剤の使用回数
使用方法
ペノキススラムを含む農薬の総使用回数
ベンゾビシクロンを含む農薬の総使用回数
移植水稲
一年生雑草
及び
多年生広葉雑草
移植後15日~ノビエ4葉期
但し、
収穫60日前まで
1kg/10a
1回
湛水散布又は無人航空機による散布
2回以内
3回以内
直播水稲
一年生雑草
及び
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
稲4葉期~ノビエ4葉期
但し、
収穫60日前まで

[注意事項]

  • ・使用量に合わせ秤量し、使いきる。
  • ・多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリは4葉期まで、ウリカワは5葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、オモダカは発生盛期~矢じり葉抽出期(草丈30cm以下)、クログワイ、シズイ、コウキヤガラは草丈20cm以下まで、セリは再生前~再生始期までが本剤の散布適期である。
  • ・クログワイ、オモダカ、シズイ、コウキヤガラは必要に応じて有効な前処理剤と組み合わせて使用する。また、クログワイ、オモダカに有効な前処理剤と組み合わせて連年施用することにより、さらに効果が向上する。
  • ・苗の植付が均一となるように代かきをていねいに行う。未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行う。
  • ・散布に当っては、水の出入りを止めて湛水のまま田面に均一に散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm)を保ち、田面を露出させたり水を切らしたりしないように注意する。また、散布後7日間は落水、かけ流しをしない。
  • ・前処理剤との体系で使用し、雑草の発生状況をよく確認し、時期を失しないように散布する。
  • ・下記のような条件では、初期生育抑制を生じるおそれがあるので、使用をさける。特に、これらの条件が重なる場合は、初期生育が著しく抑制されるので注意する。
    • 1)散布後低温が続くと予想される時
    • 2)異常高温の時、あるいは散布後数日以内に梅雨明けになるなど異常高温が予想される時
    • 3)活着遅延を生じるような異常低温の時
    • 4)砂質土壌の水田及び漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)
    • 5)軟弱な苗を移植した水田
    • 6)極端な浅植の水田
    • 7)植え穴のもどりが悪い水田
    • 8)稲の根が露出した水田
  • ・散布後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがあるが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていない。
  • ・本剤を無人航空機で散布する場合は次の注意を守る。
    • 1)散布は使用機種の使用基準に従って実施する。
    • 2)専用の粒剤散布装置によって湛水散布する。
    • 3)事前に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置のメタリング開度を調整する。
    • 4)散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、圃場の端から5m以上離して圃場内に散布する。
    • 5)水源池、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意する。
  • ・直播水稲に使用する場合は以下に注意する。
    • 1)稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさける。
    • 2)除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、入水後水持ちの安定した後に散布する。
  • ・本剤はその殺草特性からいぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意する。
  • ・いぐさ栽培予定水田では使用しない。
  • ・空袋等は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理する。
  • ・散布田の水田水を他の作物に灌水しない。
  • ・本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用する。特に初めて使用する場合や異常気象時は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

[安全使用上の注意事項]

  • ・本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。

農薬のお問い合わせ

0570-09-1177
技術普及部カスタマーサービス
※国内の農薬に関するお問い合わせ(ご購入や価格についてのお問い合わせは、お近くのJAや農薬販売店などにお願いいたします)