NICHINO 日本農薬株式会社

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水稲除草剤

テッケンジャンボ[ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤]

登録 第23985号
有効成分 ペノキススラム…1.0%ベンゾビシクロン…4.0%
RACコード
(作用機構分類)
除草[2][27]
性状 類白色細粒、水溶性パック入り、1パック50g
安全性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物
有効年限 3年
包装 (50g×10)×20
販売先系統販売のみ

[特長]

  • ・ペノキススラムにベンゾビシクロンを混合することにより残効性を強化したジャンボ剤タイプの中・後期除草剤です。
  • ・移植後15日~ノビエ4葉期まで、落水せずに処理可能です。
  • ・ノビエをはじめ、ホタルイや一年生雑草等のSU抵抗性雑草、オモダカ、クログワイなどの多年生雑草に対して高い除草効果を発揮します。

[適用内容]

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2021年07月21日時点の適用内容
作物名
適用雑草名
使用時期
使用量
本剤の使用回数
使用方法
ペノキススラムを含む農薬の総使用回数
ベンゾビシクロンを含む農薬の総使用回数
移植水稲
一年生雑草
及び
多年生広葉雑草
移植後15日~ノビエ4葉期
但し、収穫60日前まで
小包装(パック)
10個(500g)
/10a
1回
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。
2回以内
3回以内
直播水稲
一年生雑草
マツバイ
ホタルイ
ミズガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
セリ
アオミドロ・藻類による表層はく離
稲4葉期~ノビエ4葉期
但し、収穫60日前まで

[注意事項]

  • ・必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきる。
  • ・多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意する。ホタルイ、ウリカワは4葉期まで、ミズガヤツリは3葉期まで、ヒルムシロは発生盛期まで、クログワイは発生前から草丈20cmまで、オモダカは草丈30cm(発生前から矢じり葉抽出期)まで、コウキヤガラ、シズイは草丈20cmまで、セリは再生期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期である。
  • ・ コウキヤガラ及びシズイは必要に応じて有効な前処理剤と組み合わせて使用する。
  • ・苗の植付が均一となるように代かき及び植え付け作業はていねいに行う。未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行う。
  • ・散布に当たっては、水の出入りを止めて5~6cm湛水状態に保ち田面を露出しないようにする。本剤散布後、少なくとも3、4日間は通常の湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
  • ・本剤は小包装(パック)のまま10アール当り10個の割合で水田に均等に投げ入れる。
  • ・藻や浮草が多発している水田では拡散が不十分となり効果の劣る可能性があるので使用をさける。
  • ・小包装(パック)に使用しているフィルムは水溶性のため、ぬれた手や汗ばんだ手で作業したり、降雨等で破袋しないように注意する。
  • ・前処理剤との体系で使用し、雑草の発生状況をよく確認し、時期を失しないように散布する。
  • ・下記のような条件では、初期生育抑制を生じるおそれがあるので、使用をさける。 特に、これらの条件が重なる場合は、初期生育が著しく抑制されるので注意する。
    • 1)散布後低温が続くと予想される時
    • 2)異常高温の時、あるいは散布後数日以内に梅雨明けになるなど異常高温が予想される時
    • 3)活着遅延を生じるような異常低温の時
    • 4)砂質土壌の水田及び漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)
    • 5)軟弱な苗を移植した水田
    • 6)極端な浅植の水田
    • 7)植え穴のもどりが悪い水田
    • 8)稲の根が露出した水田
    • 9)強風下での処理
  • ・直播水稲に使用する場合は以下に注意する。
    • 1)稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので、使用をさける。
    • 2)除草効果の低下と生育抑制の薬害が発生するおそれがあるので、入水後水持ちの安定した後に散布する。
  • ・散布後数日間著しい高温が続く場合、初期生育が抑制されることがあるが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていない。
  • ・本剤はその殺草特性からいぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意する。
  • ・いぐさ栽培予定水田では使用しない。
  • ・空袋等は圃場などに放置せず、環境に影響のないよう適切に処理する。
  • ・散布田の水田水を他の作物に灌水しない。
  • ・本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用する。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

[安全使用上の注意事項]

  • ・本剤は水溶性フィルムで小包装化されているため、通常の使用方法ではその該当がない。ただし、濡れた手で触らない。
  • ・水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意する。
    • 1)眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
    • 2)皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。

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0570-09-1177
技術普及部カスタマーサービス
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