殺菌・植物成長調整剤
イネビタン粒剤[イソプロチオラン・パクロブトラゾール粒剤]

[特長]
- ・いもち防除や登熟歩合向上の優れた効果で定評のあるイソプロチオランと安定した倒伏軽減効果をもつパクロブトラゾールを配剤した水面施用剤です。
- ・良質米品種は、一般にいもち病に弱く、長稈のため倒伏しやすいので、これらの品種には特に効果的な力を発揮します。
- ・倒伏の有無や、穂いもち発生の状況を判断してから処理できるので使いやすく経済的です。
[適用内容]
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2011年09月07日時点の適用内容
作物名 |
使用目的 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
イソプロチオランを含む農薬の総使用回数 |
パクロブトラゾールを含む農薬の総使用回数 |
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水稲 |
いもち病防除 |
3~4kg /10a |
出穂10~20日前 但し、収穫45日前まで |
1回 |
湛水散布 |
3回以内 (移植前は1回以内、本田では2回以内) |
1回 |
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節間短縮による 倒伏軽減 |
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登熟歩合向上 |
[注意事項]
- ・使用量に合わせ秤量し、使いきる。
- ・倒伏軽減に使用する時期といもち病または登熟歩合向上に使用する時期とが一致する場合に使用する。
- ・湛水状態(田水深3cm以上)でまきむらのないよう均一に散布し、散布後少なくとも3~4日間は湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしない。
- ・極端な漏水田での使用を避ける。
- ・倒伏軽減効果については次のことに注意する。
- 1)黒ぼく土壌では効果が十分に発揮されない場合があるので注意する。
- 2)重複散布や多量散布は薬害を生じたり、後作物や次年度の作物に影響する場合があるので使用量を厳守する。
- 3)本剤を使用した後に後作物として野菜類を作付けする場合、浅い耕起では初期生育に影響を及ぼすことがあるので、丁寧に深く耕起する。
- 4)本剤を使用した水田土を野菜類の育苗用床土に使用することは避ける。
- 5)温度、土壌、栽培品種及び連年使用など使用する水田の条件や栽培管理によって、倒伏軽減効果の発現程度に差異を生じるので注意する。
- ・稲の登熟歩合向上を目的として使用する場合、低温等生育不良条件下で効果的であるので、これらの条件下で使用することが望ましい。
- ・使用時期は幼穂発育期になるので、この時期の水管理は慣行に従い、入念に実施する。
- ・使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
[安全使用上の注意事項]
- ・散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換する。
- ・作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
- ・かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
[水産動植物に対する注意事項]
- ・水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。
農薬のお問い合わせ
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- 技術普及部カスタマーサービス
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