NICHINO 日本農薬株式会社

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水稲殺虫殺菌剤

ブイゲットハコレンジャーL粒剤[クロラントラニリプロール・トリフルメゾピリム・チアジニル・チフルザミド粒剤]

登録 第24233号
有効成分 クロラントラニリプロール・・・0.75%
トリフルメゾピリム・・・0.75%
チアジニル・・・6.0%
チフルザミド・・・3.0%
RACコード
(作用機構分類)
殺虫[28][4E]殺菌[P3][7]
性状 類白色細粒
安全性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物
有効年限 4年
包装 1kg×12

[特長]

  • ・育苗箱処理により、いもち病、白葉枯病、紋枯病、ウンカ類をはじめとした水稲主要害虫などを同時防除できる。
  • ・ブイゲットは稲をいもち病、細菌病にかかり難くする作用性(病害防除機能の増強)を有しており、耐性菌出現リスクが低く、既存剤に耐性のいもち病にも有効で、安定した効果が長期間持続する。また、白葉枯病、もみ枯れ細菌病等の細菌性病害にも有効である。
  • ・チフルザミドは、紋枯病の菌核発芽、進展、形成を阻害し、高い効果と優れた効果持続性を発揮する。
  • ・クロラントラニリプロールは、コブノメイガなどのチョウ目害虫や水稲初期害虫に対して高い効果、優れた効果持続性を発揮する。
  • ・トリフルメゾピリムは、トビイロウンカ等のウンカ類に対して極めて高い防除効果を示す。また、既存剤に対して抵抗性を示すウンカ類に対しても有効である。

[適用内容]

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2021年10月27日時点の適用内容
作物名
適用病害虫名
使用量
使用時期
本剤の
使用回数
使用方法
クロラントラニリプロールを含む農薬の総使用回数
トリフルメゾピリムを含む農薬の総使用回数
チアジニルを含む農薬の総使用回数
チフルザミドを含む農薬の総使用回数
(箱育苗)
いもち病
紋枯病
白葉枯病
もみ枯細菌病
イネミズゾウムシ
イネドロオイムシ
ウンカ類
ツマグロヨコバイ
コブノメイガ
ニカメイチュウ
イネツトムシ
フタオビコヤガ
育苗箱
(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)
1箱当り50g
緑化期~移植当日
1回
本剤の所定量を育苗箱の上から均一に散布する。
1回
1回
3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内)
3回以内(移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内)
内穎褐変病
移植3日前~移植当日
いもち病
紋枯病
白葉枯病
もみ枯細菌病
イネミズゾウムシ
イネドロオイムシ
ウンカ類
ツマグロヨコバイ
コブノメイガ
ニカメイチュウ
イネツトムシ
フタオビコヤガ
高密度には種する場合は1㎏/10a
(育苗箱(30×60×3㎝、使用土壌約5ℓ)1箱当り50~100g)
緑化期~移植当日
内穎褐変病
移植3日前~移植当日
ウンカ類
コブノメイガ
1kg/10a
移植時
側条施用
3回以内
(直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内、本田での散布は2回以内)
3回以内
(直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内、本田では2回以内)

[注意事項]

  • ・使用量に合わせ秤量し、使いきる。
  • ・育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機で移植する。
  • ・イネ葉が濡れている場合には、散布前に葉に付いている露を払い落としてから薬剤を散布する。
  • ・側条施用する場合は、粒剤が均一に散布できる施用装置を装着した田植機を使用する。
  • ・軟弱徒長苗、ムレ苗又は苗の生育が不良な場合には、薬害を生じるおそれがあるので注意する。
  • ・育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1 箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a 当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整する。
  • ・本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じるおそれがあるので、代かきは丁寧に行い、移植後に田面が露出しないよう注意する。
  • ・きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布する。
  • ・本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

[安全使用上の注意事項]

  • ・本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
  • ・かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。

[水産動植物に対する注意事項]

  • ・水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しない。また、本剤を使用した苗は養魚田に移植しない。
  • ・水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意する。
  • ・散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。


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