NICHINO 日本農薬株式会社

文字サイズ

園芸殺菌剤

ドキリンフロアブル[有機銅水和剤]

登録 第18230号
有効成分 8-ヒドロキシキノリン銅…35.0%
RACコード
(作用機構分類)
殺菌[M1]
性状 黄緑色水和性粘稠懸濁液体
安全性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物
有効年限 3年
包装 500mℓ×20

[特長]

  • ・有機銅を有効成分としており、果樹・野菜の幅広い病害に優れた保護効果を示す。 
  • ・耐性菌出現リスクが低く、各種薬剤に対する耐性菌にも有効である。
  • ・フロアブル製剤のため使い易く、果面等への汚れが少ない。

[適用内容]

←この色で囲まれた部分または赤字の部分が2019年04月10日に適用拡大になりました
2019年04月10日時点の適用内容
作物名
適用病害虫名
希釈倍数
使用液量
使用時期
本剤の使用回数
使用方法
有機銅を含む農薬の総使用回数
りんご
斑点落葉病
輪紋病
黒星病
褐斑病
すす点病
すす斑病
800~1000倍
200~
700ℓ
/10a
収穫14日前まで
4回以内
散布
7回以内(塗布は3回以内、散布は4回以内)
炭疽病
800倍
おうとう
せん孔病
700~800倍
収穫終了後
~落葉期まで
3回以内
6回以内(塗布は3回以内、散布は3回以内)
なし
黒斑病
黒星病
輪紋病
枝枯細菌病
1000倍
収穫3日前まで
9回以内
12回以内(塗布は3回以内、散布は9回以内)
かき
落葉病
うどんこ病
炭疽病
800~1000倍
収穫14日前まで
5回以内
8回以内(塗布は3回以内、散布は5回以内)
もも
縮葉病
800倍
発芽前~開花直前まで
但し、収穫60日前まで
ぶどう
黒とう病
枝膨病
べと病
600倍
収穫45日前まで
4回以内
(開花後は1回)
7回以内(塗布は3回以内、散布は4回以内(但し、開花後は1回以内))
すいか
果実汚斑細菌病
800倍
100~
300ℓ
/10a
収穫前日まで
5回以内
5回以内
つる枯病
炭疽病
500~1000倍
メロン
つる枯病
収穫10日前まで
果実汚斑細菌病
800倍
キャベツ
黒腐病
500~1000倍
収穫14日前まで
3回以内
3回以内
軟腐病
800~1000倍
はくさい
収穫30日前まで
5回以内
5回以内
きゅうり
べと病
1000~1500倍
収穫前日まで
斑点細菌病
1000倍
炭疽病
1000~1500倍
いちご
500~800倍
育苗期
3回以内
3回以内
レタス
腐敗病
800倍
収穫21日前まで
5回以内
5回以内
軟腐病
800~1000倍
非結球レタス
腐敗病
800倍
収穫30日前まで
軟腐病
800~1000倍

[注意事項]

  • ・石灰硫黄合剤、水和硫黄剤との混用は薬害のおそれがあるのでさける。
  • ・本剤をりんごの病害防除に使用する場合は、さび果の発生を多くすることがあるので、落花直後から落花20日頃までの使用はさける。また樹勢の良くない状態などで連続散布すると生理落葉を助長することがあるので注意する。特にゴールデン及びゴールデンからの育成品種では注意する。
  • ・はくさい、レタス、キャベツの軟腐病、キャベツの黒腐病などの細菌性病害防除に使用する場合、発病後の散布では効果が劣ることがあるので、発病前~発病初期から予防的に散布する。
  • ・ぶどうに使用する場合、果実肥大期(あずき粒大)以降の散布では、さび果や果房の汚れを生ずることがあるので、無袋栽培ではこの時期以降の散布は避ける。
  • ・本剤は自動車などの塗装面に散布液がかかると変色する恐れがあるので、散布液がかからないよう注意する。
  • ・適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • ・本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

[安全使用上の注意事項]

  • ・眼に対して刺激性があるので眼に入らないように注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
  • ・皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
  • ・散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼する。

[水産動植物に対する注意事項]

  • ・水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼす恐れがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないように注意して使用する。養殖池周辺での使用は避ける。
  • ・水産動植物(藻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
  • ・使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切る。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないように適切に処理する。

農薬のお問い合わせ

0570-09-1177
技術普及部カスタマーサービス
※国内の農薬に関するお問い合わせ(ご購入や価格についてのお問い合わせは、お近くのJAや農薬販売店などにお願いいたします)