NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2017年9月5日の記事

9月に入り気温が下がって過ごしやすくなりました。
今日は中信地区にて水稲の植物成長調整剤の試験をしていたので、そのための生育調査と坪刈り作業です。

水稲圃場の様子
[写真:水稲圃場の様子]

植物成長調整剤とは農作物の品質を上げたり、不良条件下でも収量を安定させたりする効果のある薬剤です。
これらの作用はPGR(Plant Growth Regulator)効果とも呼ばれています。
水稲は籾が大きくなる時期に高温や低温にさらされると、粒の品質が低下してしまう可能性が出てきます。
このようなリスクを農薬のPGR効果を活用して軽減できないかというのが今回の試験の狙いです。

水稲の下葉枯れの確認
[写真:水稲の下葉枯れの確認]

風が強かったためか、倒伏している稲が多く歩きにくい圃場でしたが、生育調査と坪刈りは予定通り終えることができました。
今後は刈り取った稲を乾燥させて、米粒を分析機器にかけて品質を調べることになります。
病害虫や雑草防除の試験と違い、品質に関する試験は調査項目が多く手間と時間がかかります。
結果が出るまでまだ時間はかかりますが楽しみに待ちたいと思います。

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