NICHINO 日本農薬株式会社

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日農フィールドレポート

日農フィールドレポート
日本農薬は、現地圃場での試験活動などを通じて、地域のお客様のニーズにお応えする製品の普及販売活動を行っております。
これまで長野県での活動にクローズアップし、「明日の信州の農業を考える」というコンテンツで情報発信を続けておりましたが、これからは「日農フィールドレポート」として各地の試験の様子やお客様のご意見などを配信いたします。

富山県:2022年5月18日

本日は富山県富山市にて水稲除草剤の試験に立ち会いました。
 

[試験圃場の様子]
 
これから世に出回る農薬を実圃場で散布して、その有効性を確かめる試験となります。
散布時には雑草がない十分に管理された圃場でしたが、数日・数週間後に観察し、その効果を検討します。
試験の際に生産者さんとお話することで、新たな気づきや、今後の農薬開発に役立つことがたくさんあるので、こうした機会はいつも有意義です。
 
 
 
試験を実施した生産者さんが“花き”の栽培もしているということで、その圃場にもお邪魔しました。
(花き:切り花や鉢花などに用いられる観賞用の花の総称)


[シャクヤクの品種:クレオパトラ]
 
圃場ではシャクヤクを栽培されており、中には一般流通しないものも拝見しました。
シャクヤクには100種を超える品種があるそうで、色もピンク系・白系・黄色など、花も花びらが多いものや、細い花びらのものまで、同じ花とは思えないほどたくさんありました。
 

[出荷を控えるシャクヤク(つぼみ)]
 
お花屋さんに並んだ時にちょうど花が咲くように、花びらの形が綺麗に開くものとそうでない花を仕分けして、出荷をしているそうです。
母の日は過ぎましたが“母の月”ということで、シャクヤクを贈るのも良いですね。

三重県:2022年5月10日

三重県四日市市の水稲圃場で、除草効果および散布性の確認試験を実施しました。


[試験圃場周辺の様子]

水稲除草剤はその除草効果はもちろん、散布時の操作性や製剤の溶け具合、有効成分の広がりなどを総合的に判断しなくてはなりません。
実験室や小規模の面積では見えなかった課題も見えてくる場合があります。
このような試験を重ねて、晴れて皆様のお手元にわたるようなスケジュールで農薬開発が進められています。

一時、雨にあたるような天候条件でしたが、散布を終えられました。
この後は数日おきに、雑草や稲の状態を確認します。

ご当地は春・冬キャベツ、秋冬はくさいなどの野菜指定産地になっており、周辺は様々な農作物が栽培されていました。


[キャベツ圃場の様子]

水稲除草剤のみならず、生産者の皆様にお役に立てるような農薬をお届けできるように、取り組んでまいります。

長野県:2022年4月8日

長野県信更町のりんご圃場にて、野鼠対策のための試験を行いました。
昨年12月に、フジワン粒剤の土壌混和を行ったので本日はその結果確認に圃場へ来ております。
 

[写真:当日のりんごの試験区]
 
水稲殺菌剤として知られているフジワン粒剤ですが、りんごの野鼠の食害忌避効果があります。
冬の間、野鼠は雪の下で活動しているため、樹幹の地際部の幹や根の皮が食害されてしまいます。
被害樹の周りには野鼠が作った穴、トンネルが見られます。


[写真:野鼠が作った穴]
 
無処理区にて枯死している樹があったので、農家さんの許可を得て伐根したところ、主根も側根もかじられた跡があり、側根がほとんど見られない状態でした。枯死の原因に野鼠の食害が影響しており、防除の重要性を再認識いたしました。


[写真:被害の様子]

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