明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2017年7月26日の記事

午前中に南信の柿の圃場へ訪問し、フジコナカイガラムシへの薬剤防除効果を見るための調査を行いました。

柿の果実
[写真:当日の柿の果実]

あらかじめ仕掛けておいたトラップにはカイガラムシはかかっておらず。
念のため320果の果実調査も行ったところ、6果でフジコナカイガラムシの寄生もしくは被害が見られました。
若干の発生は見られましたが、今のところは低密度に抑えていると言えそうです。
この圃場の生産者の方に話を聞くと、数種類の果樹を手掛けていると、作業の時間配分が難しいので、農薬の臨機防除はなるべくやりたくないとのことです。
そのためにできるだけ追加防除が発生しないように、効果的な防除方法を見つけるのは重要だと感じました。

りんご圃場
[写真:りんご圃場の様子]

午後は中信のりんご圃場にてハダニ関連の仕事です。
6月28日にダニ剤を散布していたのですが、梅雨明け後で気温も高くなり少し発生が目立ってきました。
寄生の多い木で100葉あたりに80頭程度のハダニが発生。
まだ発生初期であるため、薬剤の効果試験をするにはベストタイミングです。
発生量調査の後にダニ剤を丁寧に散布しました。

りんご果実
[写真:当日のりんごの果実]

次は6日後の8月3日に薬剤の効果を調べたいと思います。

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