明日の信州の農業を考える(過去の記事)
2017年8月25日の記事
今日は北信のりんご圃場でシンクイムシを対象とした試験をするために、薬剤散布を予定していたのですが、あいにくの雨のため実施できませんでした。
[写真:りんごの樹とくもり空]
前回の薬剤散布から日にちが空いてしまったので、シンクイムシだけではなく病害の発生も気になります。
防除が延びて色々と心配はありますが、とりあえず薬剤散布は8月29日に延期することにしました。

[写真:りんごの実の様子]
北信では雨の予報ですが、中信の降水確率は低かったので、安曇野のりんご圃場にてハダニの調査を行いました。
ハダニは増殖が早いので、現場では残効の長い薬剤が望まれます。
そのため7月28日に薬剤を散布してから、約1ヶ月後の今日まで長期間の調査が必要になります。
今回の試験を通して各種ダニ剤の即効性や残効を確認することができました。
今回の結果をもとに上手なハダニ防除の提案をしていきたいと思います。

[写真:蔬菜畑の様子]
午後は川上村の蔬菜圃場での仕事です。
先週の調査では細菌病やべと病の発生が見られましたが、この日に圃場を確認すると殺菌剤がしっかりと効いており被害を食い止めることができていました。
害虫については、ほとんど発生も被害も見られません。
毎年、同じ場所で圃場をかりているのですが、病害虫の発生予測は難しいものです。
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