NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2017年9月26日の記事

この日は朝から小諸市のブロッコリー圃場で害虫調査を行いました。

ブロッコリーの様子
[写真:圃場のブロッコリーの様子]

4人でどのような害虫がついているか調べたところ、アブラナ科の野菜の重要害虫であるコナガが多数発生していました。
あと少ないですがウワバも確認できました。
アブラムシはいなかったので、発生しているのはチョウ目害虫だけです。

ブロッコリーに発生したコナガ
[写真:ブロッコリーに発生したコナガ]

事前に薬剤を散布した株では、コナガは少なかったので薬剤の効果を実感することができました。
コナガはチョウ目害虫の中でも薬剤抵抗性が発達しやすいことが知られています。
今までの防除方法が効果的でなくなることも頻繁にあります。
そのため、常にその地域にあったより良い防除方法を提案していくために現地での薬剤の効果確認を続けていきたいと思います。

台風により落ちたシナノゴールド果実
[写真:台風により落ちたシナノゴールド果実]

午後は須坂市と安曇野市のりんご圃場の巡回です。
9月18日に台風18号が長野県付近を通過したのでその被害を調査しました。
安曇野市のシナノゴールドの圃場では1樹あたり30~40果が落ちていましたが、もともと摘果が十分でなかったためそこまで問題はなく、同じく安曇野市のふじの圃場ではほとんど果実は落ちていませんでした。
とりあえず大きな影響は無さそうなのでホッとしました。

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