日農フィールドレポート(過去の記事)
2021年6月1日の記事
今回は宮城県の石巻市を訪問しました。東北地方では暖かく過ごしやすい気候になってきております。
こちらの圃場ではねぎのネギハモグリバエ防除試験を行っています。
4月27日に定植を行っており、順調に成長している様子です。

[写真:4月27日の圃場の様子]

[写真:6月1日現在の圃場の様子]
圃場を観察したところ、ネギハモグリバエの舐食痕がいくつか確認されました。
ネギハモグリバエは葉面に小さな穴をあけ、染み出した汁液を吸汁します。
また、葉肉内側の表面に産卵し、孵化した幼虫は葉の内部に潜入して葉肉を食害します。
幼苗期にネギハモグリバエが多発すると、枯死株を生じ商品性が損なわれる恐れがあります。
現時点でネギハモグリバエの発生数は多くはありませんでしたが、
拡大予防のためにも早めの薬剤散布が重要となってきます。

[写真:ネギハモグリバエの舐食痕]
一方で、ネギハモグリバエ以外にもさび病の初発を確認しました。

[写真:ねぎのさび病の様子]
ねぎに限らず、周辺作物への伝染を防ぐためにも、こまめに作物を観察し
早めの防除を心がけることが大切です。
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