NICHINO 日本農薬株式会社

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日農フィールドレポート(過去の記事)

2021年6月15日の記事

青森県のりんご圃場で展開途中の葉っぱにアブラムシの寄生を確認しました。
ほとんどは無翅虫(黄緑色)でしたが、なかには有翅虫(黒色)も寄生していました。

ユキヤナギアブラムシはりんごに直接的な被害を及ぼさないとされていますが、
作業していると作業者の体の至るところにアブラムシが付いてしまうので
快適な作業のためにもあまり発生はさせたくないところです。

有翅虫は飛んで移動することで新しい寄生先を探しているので、
新しい葉の展開が盛んな今の時期は防除が大変です。


[写真:新葉に寄生している無翅アブラムシ]


[写真:新葉に寄生している有翅アブラムシ]



また、ヨトウムシが葉裏から食害している様子も確認しました。
青森も夏に近づき、害虫の発生が活発になっています。


[写真:葉に寄生しているヨトウムシ]



一方で、アブラムシの天敵と思われるヒラタアブやカゲロウの卵も確認しました。
このような「益虫」の存在によりアブラムシの密度が抑えられる場合もありそうです。


[写真:クサカゲロウの卵]


[写真:ヒラタアブの幼虫]

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