日農フィールドレポート(過去の記事)
2021年10月21日の記事
今日は神奈川県横浜市の野菜畑で「レイミーのAI病害虫雑草診断」アプリを鍛えるための画像の撮影と診断性能の確認をしました。ちなみにこの圃場では画像収集やアプリのテストだけが目的ではなく、草刈りやマルチ張りや播種や定植といった農作業も自社で行っています。
一連の農作業を体験することで、新たなスマート農業の展開を考えるきっかけにしています。


[褐色化したキャベツの葉]
圃場を観察しているとキャベツの葉の端が褐色化している病害のような症状が見られました。
スマートフォンで何枚か写真を撮影してから、アプリを使って診断してみます。

診断画面からキャベツ、病害・食害を選択します。そして事前に撮影した画像を使って診断するのでギャラリーを選びます。

ギャラリー画像からだと5枚同時に診断をすることができるので便利ですね。
事前にいくつか撮影したものから特徴的な写真を5つ選びます。
写真を選んだあとは、診断したい病斑部が大きく中心になるように調整します。
この操作が正答率を大きく向上させる重要なポイントです。

全ての画像の調整が終わったらAI診断のボタンをタップします。
すると答えは5つとも「黒腐病」と判定されました。
念のため図鑑の情報を確認してみました。
図鑑に載っている生態情報や被害写真を見ると、圃場に発生した病害の特徴と一致するので、どうやら発生していたのは黒腐病で間違いなさそうです。
- 2021年の記事一覧
- 2021年12月21日の記事(神奈川県:画像診断)
- 2021年12月15日の記事(長野県:りんご)
- 2021年11月10日の記事(長野県:画像診断)
- 2021年11月5日の記事(神奈川県:画像診断)
- 2021年10月21日の記事(神奈川県:画像診断)
- 2021年8月25日の記事(岩手県:りんどう)
- 2021年7月19日の記事(長野県:りんご)
- 2021年6月30日の記事(青森県:りんご)
- 2021年6月18日の記事(埼玉県:水稲)
- 2021年6月15日の記事(青森県:りんご)
- 2021年6月12日の記事(奈良県:水稲)
- 2021年6月3日の記事(青森県:りんご)
- 2021年6月1日の記事(宮城県:ねぎ)
- 2021年5月31日の記事(埼玉県:ねぎ)
- 2021年5月10日の記事(和歌山県:みかん)
- 2021年3月31日の記事(青森県:りんご)
- 年別の過去記事一覧
- 2020年の記事一覧
- 2019年の記事一覧
- 2018年の記事一覧
- 2017年の記事一覧
お勧め製品・ピックアップ情報のお問い合わせ
- 0570-09-1177
- 技術普及部カスタマーサービス
※国内の農薬に関するお問い合わせ(ご購入や価格についてのお問い合わせは、お近くのJAや農薬販売店などにお願いいたします)