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日農フィールドレポート(過去の記事)

2021年11月10日の記事

今日は病害虫を識別するAIを作成するための画像取得で長野県須坂市のりんご園に来ています。

まだ「レイミーのAI病害虫雑草診断」アプリではりんごの病害虫の診断は出来ませんが、
多くのご要望を受けているので、効率的に画像を集めて早くアプリに実装していきたいと考えています。
りんごは病害虫の数が多く、また果実・葉・枝・幹と作物の構成部位が多いので、
バリエーションに富んだ画像収集をするのはとても難しいです。
 
今回訪問した圃場では褐斑病が多発していました。
農家さんとも情報交換をしたのですが、今年は例年に比べてこの病害の被害が多いそうです。
褐斑病が発生すると葉が黄変し早期落葉してしまいます。
早期落葉すると光合成の能力が落ちるのでりんごの味に影響してしまいます。


[褐斑病の被害]


他にはリンゴワタムシが発生していました。別名:メンチュウとも呼ばれる害虫です。
この虫は主に枝や幹に寄生して吸汁害を及ぼします。
それだけではなく作業中に触れてしまうと、この虫の分泌物で手や衣服が汚れてしまうという不快害虫の一面もあります。


[リンゴワタムシ]


実際に圃場に来てみると同じ病害でも様々な発病パターンがあることがよく分かります。
そしてAIを作成するにはなるべく多くのパターンの画像を集めなければなりません。
難しいですが楽しみながら、りんごの病害虫の画像収集をしていきたいと思います。

久しぶりに長野県に来たので帰り際に直売所でりんごを購入しました。
美味しかったです!

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