NICHINO 日本農薬株式会社

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環境経営宣言

NICHINO グループは、近年の環境を巡る世界的な情勢変化を踏まえて、「NICHINO グループ環境経営宣言」を表明し、環境経営の更なる高度化へ向けて持続的に取り組むことを宣言しました(2026年9月)。

基本的な考え方

日本農薬は、農薬専業メーカーとして誕生し、まもなく創業100周年を迎えます。現在は農薬を中核とするライフサイエンス企業として、いつの時代も「環境」と向き合ってきました。経営基盤となる農薬事業が環境・生態系と密接に関係していることから、事業の発展と自然環境との共存は必然的な命題と捉えています。近年、多様な環境課題が地球規模で顕在化していることから、既往の推進活動を再整備するとともに改めて推進方針および指針等を可視化することにより、NICHINO グループのサステナビリティ経営におけるマテリアリティとして「環境経営の高度化」に関連付けて取り組んでまいります。

推進活動の再整備(『レスポンシブル・ケア(RC)基本方針(環境・安全・健康に関する基本方針)』への改訂)

近年の環境課題への適切な対応は、当社グループの成長戦略において重要で不可避なテーマとなっています。そこで、これまで取り組んできたレスポンシブル・ケア(RC)関連活動のうち、「環境と安全、健康に関する基本理念」とその「行動指針」(1993年制定)を一部修正のうえ、『レスポンシブル・ケア(RC)基本方針(環境・安全・健康に関する基本方針)』として改称しました。また、主要な環境課題への具体的な取り組み指針を提示するとともに、新たに推進方針等を拡充しました(2026年)。
 

環境経営推進方針

NICHINO グループは、安全で安定的な食と豊かなくらしを守るため、環境への配慮を重視した事業活動を推進します。また、環境教育を通じて、従業員一人ひとりが当社および社会の環境課題への理解を深めるとともに継続的な意識高揚に取り組みます。化学業界の一員として果たすべき役割と責任を全うし、環境経営を通じて企業価値の向上に努め、持続可能な農業発展と社会課題の解決に貢献します。
 
環境経営宣言

環境経営の推進体制

環境経営は、レスポンシブル・ケア(RC)推進委員会(委員長:環境安全・品質保証部担当役員)が主管し、(一般社団法人)日本化学工業協会が定める7つのRCコード*に基づいて総括的に取り組みます。また、主要な環境課題については、サステナビリティ委員会傘下に随時、設置されるワーキンググループ活動とも連携して効率的に推進します。これらの活動実績は、執行役員会および取締役会において定期的に報告され、サステナビリティ経営におけるマテリアリティ(環境経営の高度化)と関連付けた経営層との一体推進が図られています(下図)。
*: 6つの個別テーマ(環境保全、保安防災、労働安全衛生、物流安全、化学品・製品安全、社会との対話)とこれらを統一的に運用していくマネジメントシステムコード
 
健康経営の推進体制

環境課題と取り組み指針

これまでの環境課題へ対応策をベースとして、各課題の今日的な重要性の観点から具体的な取り組み内容を指針として整備しました。
(1)気候変動への対応(TCFDに基づく取り組み)
  • 気候変動を重要な経営課題と認識し、GHG排出量の削減とカーボン・ニュートラルの達成を目標として、脱炭素社会への移行に取り組みます。
  • 省エネルギー化、再生可能エネルギーの活用、生産プロセスの効率化を通じて、環境負荷低減と競争力強化を両立します。
  • TCFD提言に基づくリスク・機会分析を継続し、環境変化に強い事業基盤を構築します。
(2)生物多様性・自然資本の保全(TNFDに基づく取り組み)
  • 農薬のライフサイクル全体にわたり、生態系への影響評価を重視し、生物多様性保全に配慮した製品・技術開発を行います。
  • 有効成分の選択性向上、投下薬量の低減、環境残留性の抑制など、自主基準による認定制度を念頭に環境調和型製品の創製、拡販に注力します。
  • TNFD提言に基づく対応を継続し、自然資本に関する依存・影響・リスク・機会の把握と管理を強化します。
(3)化学物質管理と環境汚染防止
  • 事業活動に関連する化学物質の探索・開発から廃棄・リサイクルに至るまでの全工程で環境・安全・健康を確保します。
  • 化学物質の大気・水・土壌への排出管理、廃棄物の適正処理と削減および事故・災害時の環境影響最小化に努めます。
  • 化学物質に関する国内外の法令・規制および自主基準を遵守し、適正な情報収集・共有を通じてグローバルに高い環境管理水準を維持します。
(4)資源循環と環境効率の向上
  • 水資源、原材料、エネルギーの使用効率向上を図り、事業活動における環境負荷を低減します。
  • 廃棄物の発生抑制、再利用・リサイクルの促進を通じ、循環型社会の形成に貢献します。
  • 環境負荷低減に資する製造プロセス改善・設備投資を推進します。
(5)イノベーションによる環境価値の創出
  • 農業の生産性向上と環境保全を両立する技術革新を推進し、持続可能な農業の実現に貢献します。
  • スマート農業、デジタル技術の活用などの体系的な取り組みにより、農薬の適正使用と環境負荷低減を支援します。
  • 環境問題に対応できる新たな製品・技術・サービスの開発・提供を通じて、世界の食料問題と環境課題の解決に取り組みます。

環境指標(主要な課題の達成目標)

環境課題への取り組みに関して、主な項目の前年度の実績と当年度の計画に基づいて数値目標が設定されています(KPIの設定)。
 
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