日本農薬の省力化、効率化のための製品

近年は農業場面においても技術革新やその多様化が進み、様々な栽培技術や散布方法などが現場で確立しています。
本ページでは無人航空機散布、稲WCS使用可能、高密度播種対応の薬剤を一度にご覧いただけます。
今後も、様々な場面で選ばれる農薬開発を目指してまいります。
無人航空機(ドローン含む)での散布登録を持つ製品
無人航空機散布は積載重量が少なく、薬剤タンクの容量が小さいため、液体の農薬は高濃度かつ少量での散布が、効率的な防除に繋がります。ここでは、農薬の使用方法が『無人航空機による散布』、『無人ヘリコプターによる散布』、『無人航空機による滴下』又は『無人ヘリコプターによる滴下』とされている農薬を主に紹介します。
■水稲 *1:マーシェット乳剤の使用方法は「原液湛水散布」です。
■園芸・畑作 *2:ネマクリーンフロアブルの使用方法は「全面散布後土壌混和」です。
■果樹
分類 | 品名 |
殺虫剤 | アクセルフロアブル |
コルト顆粒水和剤 | |
日農スミチオン乳剤 | |
ダニコングフロアブル | |
デリゲートWDG | |
フェニックスフロアブル | |
モベントフロアブル | |
殺菌剤 | パレード15フロアブル |
適用作物、適用病害虫・雑草、使用方法などの詳細は製品情報ページをご確認ください。
稲発酵粗飼料(稲WCS)で使える製品
稲WCS(Whole Crop Silage Rice)とは、稲全体を収穫し、飼料として利用する技術です。この方法では、稲穂だけでなく稲わらも含めて収穫し、サイレージとして保存します。
サイレージとは、発酵させて飼料とするために草を密閉して保管する方法です。
近年は飼料価格高騰もあり、自給飼料の確保を目的に多くの生産者の方が取り組まれている水稲栽培のひとつです。
稲WCSでご使用頂ける製品について、当社のチラシや製品ラベルに下図のようなマークを付けております。
稲WCS対応マーク:

■除草剤
【凡例】○:稲WCSで使用できる ×:稲WCSで使用できない/登録がない
品名 | 農薬の種類 | 移植 | 直播 |
日農イッポン1キロ粒剤75 | ピラクロニル・ブロモブチド・ベンスルフロンメチル粒剤 | ○ | ○ |
日農イッポンジャンボ | ピラクロニル・ブロモブチド・ベンスルフロンメチル粒剤 | ○ | ○ |
日農イッポンフロアブル | ピラクロニル・ブロモブチド・ベンスルフロンメチル水和剤 | ○ | ○ |
ウィードコア1キロ粒剤 | フロルピラウキシフェンベンジル・ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 | ○ | ○ |
ウィードコア200SD粒剤 | フロルピラウキシフェンベンジル・ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 | ○ | × |
ウィードコアジャンボSD | フロルピラウキシフェンベンジル・ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 | ○ | × |
カラット1キロ粒剤 | イマゾスルフロン・テフリルトリオン・ピラクロニル粒剤 | ○ | ○ |
カラット400FG | イマゾスルフロン・テフリルトリオン・ピラクロニル粒剤 | ○ | ○ |
カラットジャンボ | イマゾスルフロン・テフリルトリオン・ピラクロニル粒剤 | ○ | ○ |
カラットフロアブル | イマゾスルフロン・テフリルトリオン・ピラクロニル水和剤 | ○ | ○ |
クリンチャー1キロ粒剤 | シハロホップブチル粒剤 | ○ | ○ |
クリンチャーEW | シハロホップブチル乳剤 | ○ | ○ |
日農クリンチャージャンボ | シハロホップブチル粒剤 | ○ | ○ |
日農クリンチャーバスME液剤 | シハロホップブチル・ベンタゾン液剤 | ○ | ○ |
ダンクショットフロアブル | カフェンストロール・フロルピラウキシフェンベンジル・ベンゾビシクロン水和剤 | ○ | ○ |
ダンクショット200SD粒剤 | カフェンストロール・フロルピラウキシフェンベンジル・ベンゾビシクロン水和剤 | ○ | ○ |
ダンクショットジャンボSD | カフェンストロール・フロルピラウキシフェンベンジル・ベンゾビシクロン水和剤 | ○ | ○ |
テッケン1キロ粒剤 | ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 | ○ | ○ |
テッケンジャンボ | ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 | ○ | ○ |
ニトウリュウ1キロ粒剤 | ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 | ○ | ○ |
ニトウリュウジャンボ | ペノキススラム・ベンゾビシクロン粒剤 | ○ | ○ |
ノブレクト乳剤 | シハロホップブチル・フロルピラウキシフェンベンジル乳剤 | ○ | ○ |
日農バサグラン液剤(ナトリウム塩) | ベンタゾン液剤 | ○ | ○ |
日農バサグラン粒剤(ナトリウム塩) | ベンタゾン粒剤 | ○ | ○ |
日農ヒエクリーンバサグラン粒剤 | ピリミノバックメチル・ベンタゾン粒剤 | ○ | ○ |
マーシェット乳剤 | ブタクロール乳剤 | ○ | ○ |
日農マサカリLジャンボ | インダノファン・クロメプロップ・ベンスルフロンメチル粒剤 | ○ | × |
ロイヤント乳剤 | フロルピラウキシフェンベンジル乳剤 | ○ | ○ |
ワイドアタックSC | ペノキススラム水和剤 | ○ | ○ |
■殺虫殺菌剤
以下に記載の品目は稲WCSで使用できます。
品名 | 農薬の種類 |
アプライパディート粒剤 | シアントラニリプロール・チアジニル粒剤 |
アプライフェルテラ粒剤 | クロラントラニリプロール・チアジニル粒剤 |
オーケストラロムダンモンカットエアー | テブフェノジド・ベンズピリモキサン・フルトラニル水和剤 |
オーケストラロムダンモンカット粉剤DL | テブフェノジド・ベンズピリモキサン・フルトラニル粉剤 |
ハコガード粒剤 | クロラントラニリプロール・トリフルメゾピリム・チアジニル・チフルザミド粒剤 |
ピカピカ粒剤 | フィプロニル・イソプロチオラン・ピロキロン粒剤 |
ブイゲットアドマイヤー粒剤 | イミダクロプリド・チアジニル粒剤 |
ブイゲットバイソン粒剤 | チアクロプリド・チアジニル粒剤 |
ブイゲットバイソンEV粒剤 | チアクロプリド・チアジニル・ペンフルフェン粒剤 |
ブイゲットハコレンジャーL粒剤 | クロラントラニリプロール・トリフルメゾピリム・チアジニル・チフルザミド粒剤 |
ブイゲットパディートフロアブル | シアントラニリプロール・チアジニル水和剤 |
ブイゲットパディート粒剤 | シアントラニリプロール・チアジニル粒剤 |
ブイゲットパラタスL粒剤 | スピネトラム・トリフルメゾピリム・チアジニル粒剤 |
ブイゲットバリアード粒剤 | チアクロプリド・チアジニル粒剤 |
ブイゲットフェルテラゼクサロンL粒剤 | クロラントラニリプロール・トリフルメゾピリム・チアジニル粒剤 |
ブイゲットフェルテラチェスL粒剤 | クロラントラニリプロール・ピメトロジン・チアジニル粒剤 |
ブイゲットフェルテラ粒剤 | クロラントラニリプロール・チアジニル粒剤 |
ブイゲットプリンス粒剤10 | フィプロニル・チアジニル粒剤 |
フジワンフェルテラ粒剤 | クロラントラニリプロール・イソプロチオラン粒剤 |
日農フジワンプリンス粒剤 | フィプロニル・イソプロチオラン粒剤 |
リョーガエザルタ粒剤 | スピネトラム・チアジニル粒剤 |
リョーガパディート粒剤 | シアントラニリプロール・チアジニル粒剤 |
リョーガフェルテラ粒剤 | クロラントラニリプロール・チアジニル粒剤 |
ワイドナーエース粉剤DL | ジノテフラン・テブフェノジド・ブプロフェジン・フサライド・フルトラニル粉剤 |
■殺虫剤
以下に記載の品目は稲WCSで使用できます。
品名 | 農薬の種類 |
アプロードフロアブル | ブプロフェジン水和剤 |
アプロード水和剤 | ブプロフェジン水和剤 |
エクシードフロアブル | スルホキサフロル水和剤 |
エクシード粉剤DL | スルホキサフロル粉剤 |
オーケストラスタークルエアー | ジノテフラン・ベンズピリモキサン水和剤 |
オーケストラフロアブル | ベンズピリモキサン水和剤 |
日農スミチオン乳剤 | MEP乳剤 |
ゼロカウント粒剤 | スピノサド粒剤 |
コルテバプリンススピノ粒剤6 | スピノサド・フィプロニル粒剤 |
日農ロムダンエアー | テブフェノジド水和剤 |
日農ロムダンゾル | テブフェノジド水和剤 |
■殺菌剤
以下に記載の品目は稲WCSで使用できます。
品名 | 農薬の種類 |
Zボルドー粉剤DL | 銅粉剤 |
日農トップジンM水和剤 | チオファネートメチル水和剤 |
ブイゲットフロアブル | チアジニル水和剤 |
ブイゲット粒剤 | チアジニル粒剤 |
フジワン乳剤 | イソプロチオラン乳剤 |
フジワン粒剤 | イソプロチオラン粒剤 |
フジワン1キロ粒剤 | イソプロチオラン粒剤 |
フジワンパック | イソプロチオラン粉粒剤 |
フジワンモンカット粒剤 | イソプロチオラン・フルトラニル粒剤 |
ボトキラー水和剤 | バチルス ズブチリス水和剤 |
モンカット粒剤 | フルトラニル粒剤 |
モンカットフロアブル | フルトラニル水和剤 |
モンカットフロアブル40 | フルトラニル水和剤 |
モンカットラブサイド20フロアブル | フサライド・フルトラニル水和剤 |
適用作物、適用病害虫・雑草、使用方法などの詳細は製品情報ページをご確認ください。
水稲箱育苗場面で高密度播種で使用できる箱施用剤
近年注目されている技術である「高密度播種」により、苗箱の数を通常の栽培より減らすことで、資材費や管理労力が削減できます。また効率的な資源利用が可能になることで、環境負荷の低減にも寄与すると考えられており、導入が進んでいます。
■高密度播種で使用できる箱施用剤 ※上記は高密度播種で使用可能な薬剤を示したものです。(2025年4月21日時点)
適用作物、適用病害虫・雑草、使用方法などの詳細は製品情報ページをご確認ください。
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