社会とのコミュニケーション
当社グループでは、国内外で様々な社会貢献活動に取り組んでいます。
活動の一例を紹介します。
NICHINO グループの社会貢献活動 2023年度活動実績

八丈島での外来アリ被害への対策
株式会社アグリマートでは、八丈島の八丈町、東京都立大学、森林総合研究所と共同で、八丈町のアシジロヒラフシアリの対策を行いました。アシジロヒラフシアリは八丈島で大発生し、家屋へ侵入し巣を作り生活に被害をもたらす外来種のアリです。
八丈島は自然豊かであり、環境への影響が少ない対策を求められていることから、アグリマートと日本農薬の製剤グループが、生分解性が高く分解物の環境影響も小さい基材を共同開発しました。この基材に日本農薬の有効成分を配剤した製剤は現地で行われた実地試験でも高い効果を示し、八丈島で採用されて住民に配布、利用されています。
これら外来アリは法区分上農薬や医薬品での処理対象ではないため、各自治体で処置に困っているそうです。生分解性の高い基材を用いた本製剤の需要は高く、他の自治体での活用も期待されています。

ニチノーヨーロッパ 社会貢献活動への取り組み
2024年3月3日、Nichino Europe Co., Ltd. (NEU) のスタッフが第13回ケンブリッジハーフマラソンに参加してイギリスの脳腫瘍患者への支援協力を呼びかけ、関連する慈善団体への寄付を行いました。さらに環境保全活動を行っている地元出版社への寄付等、NEUでは持続可能な社会の実現に向けて様々な社会貢献活動に参加しています。
アドプトフォレスト 上原二チノーの森づくり活動
当社は「大阪府アドプトフォレスト制度」に参画し、地球温暖化防止と生物多様性の確保を目的に、大阪府内の森林の保護活動を行っています。総合研究所では「上原(うわはら)ニチノーの森づくり活動」という名称で、研究所近隣の雑木林約0.78haを活動場所とし、2023年秋から下草刈りや小径木の伐採を実施しています。2024年4月には新入社員も参加し、森林整備を行いました。本活動を通し、地域の森林環境の保全に貢献していきます。
