NICHINO 日本農薬株式会社

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社会とのコミュニケーションCSR
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社会とのコミュニケーション

日本農薬および国内グループ会社の各事業所においては、各自治体や近隣住民および多方面からの見学者の皆様とのコミュニケーションに取り組み、積極的に情報公開を行っています。また、農薬メーカーとしての専門的な知識や技術に基づいて農業の担い手育成の支援や農薬に関する啓発活動を展開しています。

事業所での研修・見学

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当社グループの総合研究所・生産技術研究所(大阪府河内長野市)、長沼ナーセリー(北海道夕張郡)およびニチノーサービス各事業所(茨城県神栖市、福島県二本松市、佐賀県三養基郡)での研修・見学は一時受け入れを中断していましたが、感染状況の変化を受けて順次受け入れを再開しています(一部の施設では受け入れの中断や人数制限を継続しています)。

このうち総合研究所では、河内長野市が主催した2022年11月のオープンカンパニーイベント「ワークワクワク河内長野」に参画し、他の事業者様とも連携して市民の方々の見学ツアーを計4回行いました。本イベントでは農薬の意義についての説明を行い、その後に研究所施設を見学していただきました。参加された方々からは「市内に大きな研究施設があることに驚いた」、「河内長野での研究が日本や世界に役立っていることを誇りに感じた」とのコメントを多くいただきました。

オープンカンパニーイベント「ワークワクワク河内長野」 の様子

ニチノー奨学金制度

当社は2008年度の日本農薬創立80周年を契機に「ニチノー奨学金制度」をスタートし、今年で16年目を迎えました。毎年、全国9つの農業大学校の学生に奨学金を支給し、250名を超える学生の就農をサポートしてきました。

また奨学金支給生を対象に、本社や総合研究所にて農薬の安全性に関する勉強会を開催しています。2022年は新型コロナウイルス感染症防止の観点から、初の試みとなるオンライン勉強会を開催しました。当社はこれからも本制度を通じて、日本の農業の後継者育成に取り組んでいきます。

「明日の農業女子を考える日農」プロジェクト

農業女子の皆様と

当社は、農林水産省が女性農業者の活躍を広く社会に発信することを目的に推進している「農業女子プロジェクト」に参画し、事業活動を通じた地域活性化に取り組んでいます。

当社はこの参画を機に「明日の農業女子を考える日農」プロジェクトを立ち上げ、「農薬のキホンがわかるWEBセミナー」の開催、ホームページ上で農薬に関する様々な情報をキャラクターが分かりやすく解説してくれる「チャットボットサービス」の提供などを行っています。本プロジェクトを通じて、これからも農業女子の皆様がより活躍できる環境づくりに取り組んでいきます。
(最新の活動内容はこちらからhttps://www.nichino.co.jp/products/nougyoujoshi.html

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新潟県立長岡高等学校訪問学習の受け入れ

次世代を担う若い世代の育成支援として、当社は2022年10月に新潟県立長岡高等学校の訪問学習に協力しました。農薬の安全性に関する講義と当社のスマート農業事業への取り組みについての講演、ジャンボ剤散布のデモ実験、防除支援ツール「レイミーのAI病害虫雑草診断アプリ」を体験していただくなど、農薬の安全性や当社事業についての理解を深めていただきました。

 

講義の様子

ニチノー緑化 盛岡城跡三ノ丸北西部石垣修復工事への取り組み

修復工事現場

ニチノー緑化は、自社が培ってきたグリーンテクノロジーを応用し、歴史的建造物の修復工事に参加しています。国指定史跡盛岡城跡三ノ丸の石垣修復工事は、鹿島建設が元請けとなり2024年まで行われる歴史的な事業で、ニチノー緑化は作業上の安全確保の観点から、石垣解体後の石垣背面の盛土の崩壊防止を目的とするモルタル吹付工と鉄筋挿入工を担当しました。
また 盛岡市主催の現場市民見学会にもボランティアとして参加し、市民の皆様に本工事の詳細をご理解いただくことができました。

ニチノー緑化のCSR活動についてはこちら
https://www.nichino-ryokka.co.jp/csr/

日本農薬総合研究所 消防訓練の実施

訓練の様子

日本農薬総合研究所は定例の消防訓練に加え、2023年は春の全国火災予防運動の一環として、河内長野市消防本部・河内長野市消防署・河内長野市消防団との合同消防訓練を実施しました。訓練は、化学生物研究棟で火災が発生しケガ人や逃げ遅れた人がいる想定で行われました。消防車で駆け付けた消防士による消火訓練、研究員の避難、逃げ遅れた研究員のはしご車での救出、ケガ人のトリアージや応急処置などの訓練を通じて、防災意識をさらに高めることができました。

海外グループ会社地域貢献

ニチノーヨーロッパ 社会貢献活動への取り組み

ニチノーヨーロッパ(NEU)は、持続可能な社会の実現に向けて様々な社会貢献活動に参加しています。

2022年にはHiston & Impington Green Spacesという慈善団体を通じて、イギリスのケンブリッジシャーのヒストンにある牧草地「アビーフィールズ」に、野生生物保護とレクリエーションエリアの環境保護を目的とした寄付を行いました。アビーフィールズは現在、開発の危険にさらされており、寄付金は将来この土地を牧草地として保存するために役立てられます。

またNEUでは、学習障害を持つ人々に新しいスキルを教える支援活動への参加、南米の熱帯雨林の保護、養子縁組や運動ニューロン疾患患者などを支援する団体への慈善活動を続けています。

さらにNEUのメンバーは英国乗馬協会などの慈善団体にもボランティアとして参加し、緑地保護のキャンペーンを支援するだけではなく田園地帯の保護にも貢献しています。
今後も地元の慈善団体への寄付やボランティア活動を支援していきます。

ニチノーアメリカ 社会貢献活動への取り組み

ニチノーアメリカ(NAI)では、持続可能な社会の実現に向けて様々な社会貢献活動に参加しています。

毎年フードバンクへの寄付活動を行い、集められた寄付金は非営利組織 Feeding Americaを通じて社会貢献活動に活用されています。またクリスマスシーズンにはボランティアの方やNAI従業員が、寄付金で購入したプレゼントを高齢者介護施設に届けています。さらに2022年にテキサス州サンアントニオで開催されたNAIの社内全体会議では、チームビルディングイベントの一環として、地元の慈善団体へ寄付される子供用の自転車づくり活動に取り組みました。その他にもAmerican Farm Bureau Foundation for Agriculture(アメリカの農業に関連する教育と啓発を行う非営利団体)およびMy American Farm(子供向けの農業教育用ゲームプラットフォーム)と協力し、農業に関する学習の促進を目的としたゲーム「From Seed to Shirt」への資金提供なども行っています。

NAIは子供たちの農業に関する知識の向上に取り組んでいる財団のスポンサーとなることで、農業分野の発展に貢献したいと考えています。
今後も様々な慈善団体への寄付やボランティア活動の支援を続けていきます。

NAI全体会議でのチームビルディングイベント

パキスタン洪水、トルコ・シリア地震への支援活動

被害を受けた住宅跡と水が残る農地

当社グループは、2022年に発生したパキスタン洪水への復興支援を行いました。
歴史的な被害をもたらした洪水は農地を荒廃させ、農業従事者の生活に大きな影響を与えました。支援金は当社製品の現地販売会社を通じて届けられ、当社農薬を使用している生産者の方々の住宅の再建費用に充てられました。
また2023年に発生したトルコ・シリア地震の被災者支援のため、日本赤十字社を通じて寄付を行いました。
被災地の一日も早い復興を祈念いたします。

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