ダイバーシティ,エクイティ&インクルージョン(DE&I)
基本的な考え方
当社では、多様な価値観(国籍・年齢・性別・性的指向や性自認・働き方等)を持つ従業員がそれぞれの能力を最大限に発揮できるよう、ダイバーシティ研修や職場討議を行い、ダイバーシティ確保の重要性や期待される効果についての理解と浸透を図っています。女性活躍のさらなる推進のための女性向け研修、外国人採用の推進、障がい者の個々の制約を解消するためのバリアフリー化、70歳までの雇用確保に向けた取り組み等を継続して進めていきます。
一般事業主行動計画
次代の社会を担う子どもたちが健やかに生まれ、育成される環境の整備を行うための法律「次世代育成支援対策推進法」が2003年に施行され、2016年には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)が施行されました。当社ではそれぞれの法令に則り「行動計画」を策定、公表しています。
女性活躍推進
当社では女性活躍推進の一環として、部長職や課長職への女性従業員の登用を進めています。
当社の2011年4月の女性管理職比率は2.0%でしたが、女性従業員の管理職登用への育成や意識づけ、男性管理職の女性活躍推進に向けた意識改革を推進した結果、2024年3月には10.3%に向上しました。
女性管理職比率の目標数値を2027年3月13%、2031年3月22%と定め、一層の女性活躍を推進します。さらに、この目標数値を達成するため管理職昇格候補者の母集団としての、採用者における女性比率の目標を30%から50%へ引き上げました。
障がい者雇用
当社の2024年3月末時点の障がい者雇用率は1.48%でした。2024年度に新たに2名採用し、現在9名(2024年5月末時点)の障がい者の方が活躍しています。当社は社会的責任として法定雇用率の充足を目指しており(2024年10月時点で1名不足)、今後も障がい者の採用活動と安心して働ける職場環境づくりを推進していきます。
外国籍従業員の登用
当社では、2024年10月現在6名の外国籍従業員が活躍しています。また、当社では、2011年と2021年に外国籍の海外グループ会社社長を当社執行役員に登用しました。引き続き役員としての資質を備えた人財を育成するために、管理職登用や積極採用を継続していきます。2023年度に外国籍従業員を正社員として1名採用し、2024年12月の正社員における外国籍従業員比率は1.5%となっています。具体的な数値目標として、正社員における外国籍従業員比率を2027年3月時点で2%に設定しております。
キャリア採用者
「イノベーションは多様性から引き起こされる」との考えから、当社では他社で経験を培った人財を積極的に採用しています。当社従業員のうちキャリア採用者がおよそ1/3を占めており、役員、管理職に占める割合も同程度の比率となっています。引き続き経営人財、特定分野の高度なスキルを持つ研究者、事業拡大のための新領域の専門家、DX人財などのキャリア採用を進めていきます。2023年3月末時点での当社全役職員におけるキャリア採用者の割合は33.6%でした。また、キャリア採用手法の多様化を目的に以下の制度を2024年4月に導入し、新たな価値観を取り入れ社内を活性化させていきます。
1. キャリアエントリー
従業員の紹介や自ら当社へ入社を希望する方が事前にキャリアと希望職種を登録できる制度
2. ジョブリターン
やむを得ない事情で退職した、または他企業で経験を積んだ元社員が再度入社する制度
現中計(2027年3月期まで)のキャリア採用率の数値目標を50%としており、実現に向けた有効な手段の一つと考えています。
シニア社員
当社では定年退職後も引き続き当社で活躍できるシニア社員制度を設けています。2024年3月末時点でのシニア社員は55名でした。
労働者の男女の賃金の差異(男性の賃金に対する女性の賃金の割合)
