NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2017年10月20日の記事

週末に台風が来るということで、農作物への被害が心配されます。
また10月は雨が多く、作業をなかなか進めることができないので苦労しています。

柿圃場の様子
[写真:柿圃場の様子]

今日は飯田市の柿の圃場にて収穫直前でのカイガラムシの調査を行いました。

柿に寄生するフジコナカイガラムシ
[写真:柿に寄生するフジコナカイガラムシ]

柿のカイガラムシについてはフジコナカイガラムシが大きな被害をもたらすことで有名ですが、ここ数年の防除の徹底により、この圃場ではフジコナカイガラムシの被害はほとんど見当たりませんでした。
一方で今まで柿ではマイナーな害虫であったクワシロカイガラムシが多く見られました。

柿に寄生するクワシロカイガラムシ
[写真:柿に寄生するクワシロカイガラムシ]

フジコナカイガラムシの第一世代幼虫の発生期は6月下旬なのに対し、クワシロカイガラムシは5月下旬~6月上旬になります。
カイガラムシの種類による防除適期に違いにより、フジコナカイガラムシとクワシロカイガラムシを同時に防除することは難しくなっています。
このように目の前の問題を解決しても別の新たな問題が出てくる場合もあります。
害虫防除の難しさを感じました。

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