NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2018年3月23日の記事

本日は長野県の最北東部の栄村を訪問しました。

当日の栄村
[写真:当日の栄村]

この村は新潟県との県境に位置しており日本有数の豪雪地帯でもあります。
東京では桜が咲き、長野県内でも気温が上がり春めいてきましたが、ここではまだまだ雪が残っていました。
この日は栄村の水稲栽培農家様の集まりに参加し情報交換をさせていただきました。

栄村の千曲川
[写真:栄村の千曲川]

夏の昼夜の寒暖差により良質の米が取れることで有名な地域ではありますが、ここ数年は稲こうじ病に悩まされているそうです。
稲こうじ病とは収穫時期の稲の籾に暗い緑色の病粒を形成する病害です。
この被害籾や病粒の厚膜胞子が精米に1粒でも混入すると、その米は規格外の扱いになってしまいます。
稲こうじ病の防除には無機銅粉剤が有効な薬剤ですが、夏場の水稲に粉剤を散布するのは大変な重労働なので、効果があると分かっていても実際に散布するのは難しいようです。
我々は農薬メーカーとして、効果の高い農薬をご提供するのは当然ですが、それと併せて、より生産者が扱いやすい商品にすることが重要だと痛感しました。
今回の生産者の皆様のご意見を今後の商品開発に活かしていきたいと思います。

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