NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2018年10月10日の記事

来週に収穫を控えたシナノゴールドの圃場調査を行いました。
多くはありませんがシンクイムシの被害が見られました。

シンクイムシ被害果
[写真:シンクイムシ被害果]

9月に入ってから被害果が見られ始めたので、スモモヒメシンクイかもしれません。
スモモヒメシンクイはその名の通りすももを中心に寄生する害虫です。
すももの収穫が終わる8月から9月にかけてりんごへの寄生をすることが知られています。
シンクイムシは果実に直接被害をもたらすので、1頭でも侵入されると青果として出荷することができなくなる厄介な害虫です。

今年は8月中下旬に雨が多く、薬剤散布の予定をずらすことが多かったので防除の間隔がかなり空いてしまいました。
前に処理した殺虫剤の残効が切れるタイミングで次の防除をすることができなかったため、シンクイムシに進入されたのかもしれません。
9月30日に本州に上陸した台風24号の影響について、幸いにもこの圃場では落果の被害はほとんどありませんでした。ただ、風による果面の傷は少し見受けられます。

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