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日農フィールドレポート(過去の記事)

2019年3月7日の記事

本日は山梨県笛吹市の春日居町でももに寄生するカイガラムシ類の調査をしました。

もものカイガラムシ調査の様子
[写真:もものカイガラムシ調査の様子]

山梨県はももの生産量日本一です。その中でこの春日居町は高品質なももの産地として知られています。
ももに寄生する主なカイガラムシは、ウメシロカイガラムシ、ナシマルカイガラムシ、クワコナカイガラムシの3種です。

ももウメシロカイガラムシ
[写真:ももの枝に寄生するウメシロカイガラムシ]


今回、調査した圃場ではウメシロカイガラムシが寄生していました。
枝に付いている白いカイガラをめくるとオレンジ色の成虫を見ることができました。

ももウメシロカイガラムシカイガラをめくった状態
[写真:ウメシロカイガラムシのカイガラをめくった状態]

この虫は、ふ化幼虫時期には移動しますが、定着すると足がなくなりその場で成虫まで発育します。
写真のように白いカイガラを背負っているので薬剤での防除が難しい害虫です。
カイガラムシが増えると樹勢が衰え、さらに果実にも寄生し吸汁することで商品価値が落ちてしまいます。

今年はももの休眠期における薬剤の効果を見る試験を実施しています。
ウメシロカイガラムシの幼虫が孵化する4月下旬くらいに薬剤の効果を確認します。

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