NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2018年8月10日の記事

今週、台風13号が関東に接近しました。
長野県では少雨が続いているので、待望の降雨と思っていましたが、残念ながら期待したほどの降水はありませんでした。
相変わらず暑い日が続いており果樹栽培には厳しい年になりそうです。

今日は弊社の大阪の総合研究所の研究員と一緒にりんごのシンクイムシの防除試験で須坂市の圃場に行きました。
シンクイムシの被害果実はまだ見られなかったですがキンモンホソガの被害葉が多くありました。

りんごキンモンホソガの被害葉
[写真:りんごキンモンホソガの被害葉]

シンクイムシとは果実の内部に侵入するため品質低下に直結する厄介な害虫です。
6~9月の防除はダニとシンクイムシの被害を如何に小さくするかがポイントになります。
今回、私たちが実施する試験では、シンクイムシの中でも特に栽培期間後半の8~9月で被害をもたらすスモモヒメシンクイへの効果を見ます。

りんごシンクイムシ試験の圃場
[写真:りんごシンクイムシ試験の圃場]

スモモヒメシンクイはその名の通り本来はすももに寄生する害虫ですが、長野県では平成16年にりんごへの被害が確認されたそうです(長野県病害虫防除所の平成17年3月29日の病害虫発生予察第2号より)。
りんごの収穫量を上げるために、この害虫の上手な防除方法を見出したいと思います。

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