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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2018年2月27日の記事

【2017年 安曇野りんご栽培日誌 8~9月】

2017年に実施した安曇野でのりんご栽培の様子まとめ、第4弾です。

2017年8月3
7月28日にダニ剤を樹木毎に散布分けをしたので、その効果確認を行った。
薬剤処理6日後ではあるが、良く効いている薬剤もあれば、あまり効いていない薬剤もあった。
ダニは気温が高い夏場だと、増殖スピードがかなり早いので気を付けなければならない。
 
写真:ダニ剤効果確認の様子
[写真:ダニ剤効果確認の様子]

2017年8月9
8月3日に続いてハダニの調査を行った。
無処理区や、感受性が低下していると思われる薬剤の区では、ハダニの被害で葉が赤くなってきていた。
薬剤散布時の7月28日の時点ではハダニの量はそれほど多くはなかったので、この増殖スピードにはとても驚かされる。
さすがにこのまま放っておくことはできないので、総合殺菌剤とシンクイムシ剤と一緒にダニ剤も散布した。
 
写真:圃場に発生したハダニ
[写真:圃場に発生したハダニ]

2017年8月31
8月はシンクイムシの防除が重要な時期ではあるが、降雨が多く前回からの防除間隔が空いてしまった。
心配しながら果実や葉の調査をすると、幸いにもシンクイムシや病気の被害は小さそうである。
またハダニが増えてきていたので、殺菌剤とシンクイムシ剤とダニ剤を散布した。
 
写真:当日の圃場の様子
[写真:当日の圃場の様子]

2017年9月5
前回に引き続き病害虫の発生調査を行った。
ハダニについては8月31日に散布した剤が効いており、ほとんど発生が見られなかった。
気温が下がり果実がかなり色づいてきている。収穫が楽しみである。
 
写真:当日の果実の様子
[写真:当日の果実の様子]

2017年9月13
少しハダニが増えてきたが、気温が下がり増殖スピードが弱まっているのと、さらに天敵であるカブリダニも増えてきたので、防除しなくても大丈夫だと判断した。
すす点病とすす斑病の防除を実施した。

写真:当日のりんごの樹の様子
[写真:当日のりんごの樹の様子]

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