NICHINO 日本農薬株式会社

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明日の信州の農業を考える(過去の記事)

2018年7月25日の記事

炎天下の中、今日は飯綱町のりんご圃場に来ました。
7月12日に木ごとにダニ剤を分けて散布したので、今回は剤別にハダニへの効果を確認するための調査です。

ハダニ試験のりんご圃場
[写真:ハダニ試験のりんご圃場]

ハダニは薬剤に対する抵抗性を獲得しやすいので、定期的にどの剤が効果的なのかを確認することは重要になります。
また異なる作用性の剤でローテーション防除を組むことが、抵抗性の発達を遅らせることに繋がると考えられています。
ただ一言にダニ剤といっても、幼虫に強い、殺卵活性がある、成虫にはあまり効かない、遅効的、残効が長い等と特徴が大きく違います。
そのため薬剤を選ぶ際にはハダニの発生状況と一緒に薬剤の特徴もしっかりと捉えることが重要だと思います。

ハダニにより赤く変色したりんごの葉
[写真:ハダニにより赤く変色したりんごの葉]

ハダニは1mmにも満たない小さな虫ではありますが、多発すると早期の落葉を引き起こしたり、果実のがくあ部に寄生して商品価値を落としたりと大きな被害をもたらせます。
やっかいな害虫ではありますが、当社の剤がこの虫の防除に貢献できるようにしっかりと効果の確認をしていきたいと思います。

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